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思い出の映画

誰にでも若い頃見た映画で深い感銘を受けた作品を思い出だして懐かしむ。

私の場合は”アラビアのローレンス”である。

彼は実在の人物で、第一次戦争中英国の連絡将校として、ほぼ現在問題になっている地域で、ドイツに組したトルコとイスラム人を率いて戦った英雄であるとともにミステリアスな人物として語り継がれている。

彼は北ウエルスに1888年に生まれた英国人である。オックスフォード大学を1910年に出て、大英博物館ののイラク遺跡探検隊のスタッフになり、その後イギリス諜報将校としてカイロに派遣されている。

1916年にアラブがトルコに反旗を翻したとき、メッカに原因探求の視察官として派遣されている。このあたりから彼の存在がミステリアスになってゆく。映画の中で、ローレンスがアラブの白いターバンをつけ、ローブを翻しながら紅海の要衝アカバに突撃する時”ノープリゾナース”(no prizoners)と叫ぶ場面がる。

つまり、捕虜はとらない、みな殺しと言うわけ。正に凄惨なセリフ、背筋がゾットするシーンであった。

彼には"七つの分別の柱”(seven pillars of wisdom)と言う著書がある。1920年英国はイラクを植民地化することに失敗している。

それから1世紀が過ぎようとしているが、未だに無駄な、非情な戦乱が繰り返されている。彼には同性愛者であったという噂がつきまとっている。Photo_20

ウィンストン・チャーチルのアドバイザーをも務め政府から重宝がられた人物だったが、1935年、故国ドーセットの「雲の丘」と言う私宅に引退、2ヵ月後謎めいたオートバイ事故で帰らぬ人となった。

享年47歳であった。砂漠の彼方から陽炎に包まれて表れる人物像が忘れられない美しいシーンであった。

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