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ファスナーでカルテル制裁金課される

わが国では一般にファスナーといわれているジッパー(Zipper)はいまでは衣類の付属品を先頭に、旅行カバン、アッタシュケース他ありとあらゆるものに利用されているが、日本で実際に多様されるようになったのは戦後のことである。

世界で「ファスナー」を主業としている会社は思ったより少なく、以外にも日本のYKKが世界の総生産の約半分を製造している。

欧州連合(EU)の欧州委員会が昨日、9/19、YKKグループを含む日米欧7社・団体が価格カルテルを結んでいるとして、総額で3億2900万ユーロ(約530億円)の制裁金支払いを命じたことが日経、朝日で報じられている。

欧州委員会は今年になって企業の価格カルテルへの制裁措置を強化している、

今回の対象は日米欧六社と業界団体。YKKグループ(世界シェアー45%)は約242億円と言う過去最高の制裁金を支払うこととなりそうだ。

周知の如く、YKK(吉田工業)がファスナーの製造業として有名になったのは戦後のことであるが、ジッパー(zipper)の名の如く一瞬にして開くデヴァイスが旧式のボタンに取って代わったのは1930年代のことで実用化されてからの歴史はそんなに古くない。

縫製ミシンの発明者、Ellas Howe(エラス・ハウ)が1851年に”Automatic,Continuous Clothing  Closure"の名前でこれの元祖となる方法を編み出していたが、「ミシン」の方を重視したためパテント申請をせずチャンスを逸した。

Zipper_constraction

それからいろいろあって、結局最初のジッパーの発明者と認められたのはカナダ人のギデオン・サンドバック(Gideon Sundback)が1913年に不完全ながらも"zipper"の元祖となった。一日に数百フィートであったが、ファスナーが下部で外れる形のzipperで1917年パテントが下り、それは"separable Fastener"と呼ばれた。

初期の頃は専らブーツとタバコのパウチに使われた。

ジッパーが本格的にファッション界でお目見えするようになるまでにはそれから20年後の1930年代であった。

最初は子供服から始まった。それから男子のズボンに使われたが、最初の頃は前をとめるのを忘れがちで”事件”が起きることが多かった。宗教的理由から女性用衣服に使われだしたのは随分後になってのことである。

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