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大阪市3セク「海遊館」売却話し

大阪市は水族館「海遊館」を運営する第三セクター「大阪ウオーターフロント開発」の四分の一を保有する株主であるが、この度その9割近くを約9億円で近鉄に売却することを決めたそうだ。

価格は購入時の2倍の1株当たり10万円で大阪市はこの売却で約4億5000万円を手にすることとなる。

所謂「3セク」に大阪市が投資した事業で利益を計上できる珍しいケースとなるのでお目出度うと言いたい。(記事:読売新聞、9/16’07)

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大阪ウオーターフロント開発は昨年度決算で約5億5000万円の黒字を計上しているので近鉄側もこれを了承するらしい。

市はもともとこの事業に30億円程を貸し付ており、今回の売却では、営業帳簿に閲覧権を留保できる3%を残して、他を売ることにしたらしい。

海遊館の所在地は近鉄にとって将来乗客の増加が見込めることで、他の株主の大阪ガスと共に2番目の大株主となることで明るい将来像を描いている。

一方、大阪市市議たちはこの経営が稀有な「優良3セク」なので市民の誇る財産を売ることに猛反対している。

大阪市にとって4、5億の金額は取るに足らないものに違いない。

問題はこの水族館は近い将来一大改修が必要な時期にきている。施設全体には内部に計り知れない量の「水」が溜め込まれている「箱」であり、従って、常に営繕に配慮する義務を担っている。

大阪市の言い分は”この経営は、民間主導で柔軟に資金調達を行った方がより魅力的な施設になる”とのことだがこの発言の真意は疑わしい限りである。

万一この施設について専門家から改修勧告が取り沙汰されていたとするならば、売却の際、この事実を買い手側に告知する義務があるのは当然である。最悪の場合、多くの国民に被害が出るようなことにでもなれば、大阪市の行政府としての良心が問われる事態になること必定と考えるのだが、

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