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究極の資源「生物種」登録競争

400万種以上の穀物の種子を北極点の近い永久凍土(北緯78度)下でノールウエイが巨大な種子貯蔵庫を保有している。

世界は現在、作物の多様性の保存に関心を注いでいる。

ノールウエイのスピッツベルゲン島に国連食料農業機関(FAO)が同地の永久凍土層に種子貯蔵庫を堀り、小麦の種子を世界中から収集、気候変動や核戦争から守るべく、現代版「ノアの箱舟」ともいえる施設を作成した。(日経新聞、9/15/’07)

米科学アカデミーでも地球上のあらゆる微生物の遺伝子を調べつくす研究を始めていある。

バイオ燃料、新薬発見につながる微生物の探索が主な目的と考えられる。

海洋の汚染、森林破壊によって絶滅している生物は年間で一万五千~五万種に及んでいるそうである。

クラゲの大発生の原因も全体的に「海」が多様性を失ってゆく過程で起こっている現象と思われている。

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その反面、ブラジル、コロンビア、インドネシア周辺には多くの「種」が存在し(世界の6~7割)資源としての「種の大国」を自認しているところもある。

2010年に名古屋で開催を予定されている「生物多様性条約」では途上国を含めて将来、生き物から取り出した有用物質から得た利益を平等に配分する案件が話し合われることとなっているが、果たしてこの様な崇高な目的が合議できるかどうか疑問である。

生物種は途上国にとっては「究極の資源」なのだが、大国や先進国のエゴを排除しながら遺伝情報の出所の特許、や遺伝情報の原産地証明を認め、広く共同研究情報を開示することで世界がこれから貴重になる「種」の保存、開発に全世界が力を合わせて取り組まなければなるまい。

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