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開業の自由

厚生労働省は2007年9月21日、これまで医者の専門とする「科名」の選択を開業医により自由に選べる(今まで38科)ように規制を緩和すると発表した。(日経9/22)

例えば、「内科」「外科」「歯科」「婦人科」等々に、臓器や症状など自分の専門とする部門の名称を自由に組み合わせた「科名」を作成して標識を掲げてもよろしいとすることに医道審議会の了承を取り付けた。

小生、恥ずかしながら、今までわが国では、こんな事まで官僚の作った「省令」に開業医が従わされていたとは知らなかった。

報道によると、来年からは「乳腺外科」、「糖尿病・代謝内科」などさまざまな科名の看板が見られることになるとのこと。

新たな方針では、内科など3科と①臓器や体の部位、②症状、疾患③患者の特性④診療方法ーーを組み合わせた診療科名を自由化する。

現在では認められていない腫瘍内科や感染症内科、器官食道外科などもよろしい!

しかし記事を細かく読んでゆくと、如何にも官僚主導らしき匂いが漂っていることに気づく。

門外漢のものがこんなことに口を挟むべきではないかも知れないが、「開業」に就いて官庁や医師会が許認可権を持っていること自体、「未開国」のそしりを受けても仕方がない。

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例えが不適当かも知れないが最近まで「酒屋」「タバコ屋」「三等郵便局」「風呂屋」等にはある程度距離が離れていなければ「開業」許可がもらえなかったが、これらの規制も徐々に緩和されてきたことは喜ばしいことである。

しかし、歯医者さんが隣同士で開業しているのは未だに見たことが無い。料理屋さんが隣同士と言う例はユビキタスではあるが・・・・・再び本題に戻るが、複数の科を掲げる医療機関は、医師一人に就き原則二つの「科」を「主な診療科」と定めるよう規定。主な診療科は看板の字を大きくするなど他の「科」と区別し、患者が医師の得意分野を簡単に判別できるようにする。

その他、こまごまと難しい規制や奨励事項が目につくが、官庁の細やかな心遣いが列記されているのを見ていると、原則自由ながら未だに数々の許認可条例は無くなっていないように見える。

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