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帝国ホテル

Label_old_imperial_hotel 帝国ホテルを今回三井不動産が中心になり経営権を引き受け存続を計ることとなった。

明治23年の創業の世界屈指の老舗ホテルである。

教育勅語、明治憲法の出来たころから存続している世界でもっとも古い部類に属する存在であることには違いない。

最初土地は政府が提供、株主には渋沢栄一、岩崎弥之助、大倉喜八郎、安田善次郎等の当時国家を代表するビジネスマンや貴族たちが集まって創業されたいわば大日本帝国の看板となったホテルである。

これは同時に外交的施設でもあり、迎賓館でもあった。

最初の建物は渡邉譲の設計(1890)のネオークラシカル調の建物であったが不慮の火災で消滅後、林愛作がマネジャーに指名されてアメリカの建築家fランク・ロイド・ライト(Frank F. Wright)の設計で始まった。(1916)

そのスタイルといえば、謂わば東洋、マヤと西洋をミックスしたもので、ライト独特の幾何学的デザインを豊富に使用し、その特異性で海外からも多くの富裕な客を集めた。

私の記憶では、石材はどちらかと言えば軟弱な大谷石であったのだが、見事にあの東京大震災を生き延びたことはライトの設計技術に負うところがあったのだと思う。

従って現在の帝国ホテルは三代目のものである。残念ながら昔の風情は全く払拭され、ただの豪華な高級ホテルと言う印象である。社主の交代でまた新しい姿となるそうだが、出来ればビジネス優先の施設でなく、日本らしいスタイルのThe Imperial Hotelの再現を望むものである。

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