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天寿を全うした稀代の大スパイ

朝日新聞(11/17’07)は昨年1月、モスクワで静かに92歳の天寿を終え他界した、元大学教授ジョルジュ・コワリ氏(sp?)のことを伝えている。

プーチン大統領は今年の1月、コワリ氏の比類なき功績を称えて彼に「金星勲章」を与えた。

コワリ氏は1913年ロシア系ユダヤ移民としで、アメリカ、アイオワ州、スー・シティー(sioux city,Iowa)の生まれ。

世界恐慌中の1932年、太平洋経由で家族とともにロシアに移住、その後、1940年に再びメリカに密入国(New York)している。

1943年徴兵されるが、何故か、ニューヨーク市立大学にて放射性物質を学ぶ(細部の経緯不明)。

Nuclea_weapon

その後、44-45年テネシー州オークリッジ(Oakridge,、Tennessee)でマンハッタン計画(原爆研究)関連秘密施設勤務ーポロニューム生産施設ーに参画。1846年、米軍除隊⇒1948年にソ連に帰国。

周知の如く、アメリカは最初原爆3発を製作、その2発を広島、長崎に投下して日本を無条件降伏させたが(8/15’1945)、ソ連は早くも、その4年後に原爆実験に成功している。

アメリカの大統領トルーマンは英米ソ首脳がこぞって第二次大戦後処理を話し合ったポツダム会議(7/22~8/2’45)において、誇らしげに、両巨頭(チャーチル、スターリン)を前にして、日本の降伏を速める手段としてアメリカが強力な新型爆弾を発明したことを告げたと報道されている。

実際はアメリカ政府の超極秘軍事機密「マンハッタン計画」の中枢に、このジョルジュ・コワリが正規研究員として働いていて、その間全ての機密がソ連に筒抜けだったのでは?と思うと、アメリカの最高機密が既にスターリンの耳に入ってことは充分考えられる。

コワリ氏が安寧のうちに他界した(昨年1月)ことを見届けて、彼の功労を愛でて勲章を授与したプーチンの心境とその意図、また反対に、まんまと国家機密を出し抜かれたことを世界に披瀝されたアメリカ政府の心境は如何なるものだろうか?

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