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ロシア式粛清政治の復活?

プーチン政策批判を行っている報道紙「ノーバヤ・ガゼータ」の著名な女性記者が昨年10月凶弾に倒れたことを紹介し、彼女の死因を追っていた元ソ連保安局(FSB)の中佐、アレキサンドル・ロトビネンコがロシアを逃亡し、亡命中のロンドンで放射性物質「ポロニューム」を盛られて死亡した事件は以前このブログで紹介した。

しかし、最近になってロシア最高検察庁が反プーチン派の野党議員ユーリー・シェコチーヒンが2003年6月中頃、ロトビネンコ氏と同じ症状で死亡していたことが判明したのである。このことで親欧米派の野党ヤブロコがプーチン大統領に、当時、奇怪な死に方をしたシェコチーヒンの死亡の真相究明を求めていたが、プーチンは遺族にも死因を隠蔽し続けていたことが判った。

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そこで3年後の去年、ロトビネンコ氏が同じ放射性物質で毒殺され、ここで彼が最初の被害者でないことがわかった。

両者のシンプトンは毛髪が抜け、おうどや高熱が続いて死に至る全く同じものであった。

シェコチーヒン氏はノーバヤ・ガゼータの誌上でロシア企業の家具輸入に絡むFSBの汚職体質を告発する記事を掲載、同時に1999年9月に起こったモスクワのアパート連続テロ爆破事件の原因究明も手がけていた。

放射性物質による毒殺が既に4~5年以前から国内では起こっていたが、去年のリトビネンコ事件は国外、ロンドンで発生した事件であった点、特殊ケースであり、国境を越えて発生した凶悪な事件として英国が犯人引渡しをロシアに要求している所以である。

このような危険な放射性毒薬が世界を駆け回っていることは放置できない事と考えるが、わが国の警察も充分念頭に入れていることと想像する。

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