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ナショナル トラスト(National Trust)

ナショナル・トラスト(National Trust)我が国ではなじみの薄い言葉であり、知らないひとも多いのではないだろうか?

最近、NHKの衛星放送で擬人動物婦人画家(イギリス人、1866年生まれ)の人生の事を放映していた。Peter_rabbit2 これは以前にもショウチャンのブログでとりあげた記憶があるが、女性が一人立ちしてビジネスに取り組むことは19世紀のイギリスに於いても珍しく、特に良家のお嬢さんが出版社と仕事の交渉や、ビジネスの取り決め、収入、消費、採算まで一人で行うことは上流階級淑女のすることでないとおもわれていた。

彼女の動物シリーズの絵本は不思議なほど売れに売れて、ポター嬢は大変なお金持ちになった。

本当ならば、仕事から引退して静かに都会暮らしの便利さを満喫するように考えられるが、彼女は最後の結婚相手の不動産商に依頼してスコットランドの湖水地帯に4000エーカーの山野を買い求め、それを未来永劫、あるがままの姿で保存するため”ナショナル・トラスト”とする申請をして国が管理する形式に登録したのである。

その膨大な地域には山河は勿論、大きな湖が散在して、野性動物は存在が保証され、その地方に既に住んでいる人たちには居住許可を与えるが、家屋の形態は19世紀の姿を保存し、石垣や家屋の窓の位置も変更を許さないほど厳しい規制を設けたのである。

彼女はこれに全財産をつぎ込み彼女の死後は自然にこの”Lake District National Park”別名”Heelis”の名で見事に保存されていることを知れば、知るほど彼女が神々しいほど貴婦人に見えてくる。

日本は何時になればこのような心に余裕のある国家に成長するであろうか?文明国とはこのことを言うのかと再考することしきりである。

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