« 国立公園 | トップページ | 正当な裁判の存在しない世界 »

百年来の世界変動

私は今まで他愛のない、又、無責任な表題でブログを書かせていただいていたが、ここに来て現在世界中に勃発している政治的、社会的変動に無関係ではいられない気がしだしてこの国が地球上の一隅でこのまま平和でいられるかどうかが心配になりだした。

私がこの世に生を受けたのが1931年5月27日。1905年に終わった日露の大戦争の26年目(たったの)で、しかも東郷平八郎率いる日本艦隊が世界戦史に残る大勝利でもってロシアのバルチック艦隊を2隻を残して全て海底の藻屑にした「記念日」が5月27日なのであることを思い返して、これが契機となってアジアの日本帝国の存在を世界に知らしめた事実を省みたとき、これが将来の我が国にとって「善」に働いたのか、又は「悪」となったのかを考えあぐねていたる。

確かに我が国はアジアで唯一完全独立を、それから40年間維持したが、1945年8月15日国土は全くの廃塵に帰した。

明治の憲法は新しく改定され、その第九条には未来永劫戦争放棄すると言う文言が入れられた

そのことで或る左派の政党は「非武装中立」こそが日本の未来について”理想”であるべきことを叫びだし、日本教育者連合組合のスローガンに仕立て上げた。

もう一度復習するが、1905年に世界公認の独立を勝ち得て、その状態が40年で消滅し、元の木阿弥となってより、

確かに日本は戦争に敗れた。しかしそれは白人国家連合に負けたのであって、決して朝鮮や支那、その他のアジア系の国に敗北したのではない。

日本、ドイツが戦争に敗北するまでの世界は世界中が「帝国主義国」が「被帝国主義国」を支配していた。

悲しいかな殆どのアジアの国々はいずれかの帝国主義国家の植民地であった。

これは善でもなく悪でもなかった。19世紀末以来朝鮮、支那(満州地方を含む)は日本の植民地で、それは殆どの他国に黙認されていた事実であった。

それはインドがイギリスの支配下で植民地であったように朝鮮も台湾も等しく正当な条約のもと厳然たる事実であった。

私は日本の植民地政策は世界中の他の白人国家の植民地対策より過酷、非情であったとは思わない。

最近、田母神空軍幕僚長が論文を発表し、その骨子として「日本は侵略国」呼ばわりされているが自分はそうは思わないと持論を公に発表したことで物議を醸した。

彼の論調では、日本が侵略国なら世界では数え切れないほどの侵略国と言われるべき国があったと言う。

19世紀末に於いては支那は白人列強国から借款政策で文字通り支配されていた。

当時ロシアはシベリア鉄道を延長して満州、朝鮮半島にまで侵略の手を伸ばし日本としてはロシアとの対決に態勢を整えた。

言わば自己防衛の戦争の過程で朝鮮を支配することでもってアジアを白人による植民地化にしようと企むロシアの前進を止めた。

このような当時の世界情勢や日清、日露の戦争の所以や経過を日本の戦後の教育者は国民に論理的に教えることを怠り、全日本国民を自ずから自虐的に「悪者」に仕立て上げたのが偽らざる事実ではなかったろうか?

明治憲法発布は1889年2月11日だったからその存続期間は56年間、所謂「平和憲法」と呼ばれる占領下で強制的に作られたものが1946年以来63年改正されないまま残っている事実を殆どの国民は如何に思っているのだろう。

その間我が国は無防備状態でなんとか生き延びているが、その間北朝鮮による”拉致問題”が幾度となく発生している。

世界中で日本の様な「島国大国」はイギリスを除いては存在していないと思っている。

世界中の殆どの国は「複雑な国境問題」を抱えている。それによって自国の軍隊がそれぞれ自国防衛を強いられているのが真実なのである。日本の国境はそれを取り巻いている海岸線であることを強く意識しなければならないことは言うを待たない。

自国領海をガッチリと防御しなければ今後も拉致問題が起こる。それは日本海であり東支那海である。陸海空自衛隊(軍)の現在の装備では隙なく国を守れないと思われる。

田母神幕僚長の論文は正直にその点を指摘しているのではなかろうか?

近海(公海)を守るには少なくとも数隻の10万トン級の航空母艦と潜水艦隊が是非必要と思われる。日米平和条約は調印されたが、アメリカは依然として日本を支配している。つまるところ日本は未だにアメリカの被占領国のままである。彼我の戦力の差がここまで広がってしまっては日本人誰もが「仕方がない」と言うところだろう。

しかし一旦ことが起これば日本列島はアメリカの防護柵の役目をになわされる事態になる覚悟はしておかなければならない。現在の主たるアメリカの仮想敵国は「中ソ」である。

アメリカ史の研究者を自認している私にとって、一旦ことが起こればアメリカは決して日本の擁護者でい続けるとは思えない。そのときになれば現行の馬鹿げた「平和憲法」をあたかも金科玉条として信奉する馬鹿は消えているに違いない。

|

« 国立公園 | トップページ | 正当な裁判の存在しない世界 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/304622/25876203

この記事へのトラックバック一覧です: 百年来の世界変動:

« 国立公園 | トップページ | 正当な裁判の存在しない世界 »