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日本近海の活断層

政府の地震調査研究推進本部がこの四月から沿岸から30キロ以内の海底にあると思われる"活断層”調査を始めるとのこと。(産経新聞3/30’09)

その対象は80~100箇所程度だが、これまで手付かずの箇所が20~40箇所あるとのこと。

陸上を含めてこれからすべてを調査するには10年以上かかると知らされて、まことに心もとない話。

日本近海「活断層基本図」推進本部の発表では、これまで内陸活断層による地震や海溝型地震の発生確率などを調査してきたが、海底活断層の調査については手付かずだったことを今になって発表したわけで、これを知って今更ながら恐ろしくなる話ではないか?

Photo (美浜原発全景)

平成19年の新潟中越沖地震で柏崎刈羽原原発が故障したのは震度6強の海底活断層の揺れが原因であったことがはっきりしている。

即ち同地沖の海底に活断層が存在することがはっきりしている。

このたびの発表によると:

①陸域の活断層の延長部の海底の調査12箇所。

②陸域の延長部でその断層の長さが不明なところ13箇所。

➂海域の断層で形状はわかっているがその活動暦が不明な箇所40~60。

④海域で形状と活動に関する情報が無いところ20~40.

以上の中で①~➂は電力会社の今までの調査情報の利用に留める。

陸地の調査は航空写真や試掘で確かめることが可能だが、海底のものに関しては船から音波を出して海底や地中の構造を調べる音波探査が知られているが、莫大な費用がかかるとの理由で今まで放置されていたことを認めるかたちである。

なんとも不可解なのは地震調査研究推進本部の言明である。即ち、”現在把握されている海底断層を地図で示すと原発の周囲にしかないように見える”。

それに加えてこれまで海底断層を過小評価してきたことを認める専門家の発言があるとのこと。

東海、東南海、南海地震など海底の岩盤付近に起きるとされる海溝型地震のほか沿岸海底の活断層による地震も多い

問題は大量の海水を消費する原発は海岸付近に立地するため、建設に際して危険度についての調査は欠かせないのだが、このたびの地震研究所の発表が間違っていないとすれば日本の沿岸から30キロ以内に100ケ所もの危険箇所が存在するとの事。原発の建設を容認するに際して地方自治体はよほどの決心が必要になると思うのだが?

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