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世襲寺院の財産税?

Photo 日本三大不動明王図の一つが京都市東山の青蓮院に伝わっている。

この寺の創建は古く、平安時代にさかのぼるといわれている。

ここには古くから「青不動」の名称で知られている不動明王図がある。

これは三大明王の一つに揚げられていて、他の二点は、高野山の赤不動、京都の蔓朱院の黄不動と並び賞される仏教絵画である。

本日(2000.05.14)の京都新聞によると、この不動明王図の法量は、縦203センチ、横148センチの絹本着色の大幅である。

しかし、青蓮院の青不動図は他の2幅と比べて破損が多いのが難点とされる。(青蓮院の青不動、グーグルより転写)

何故なら、色彩の関係から緑青、群青等の絵の具が用いられた関係で酸化が進んでいるからと考えられている。

青蓮院によると、過去には3回”美術品”として博物館などで公開したが、今回のように”信仰の対象”して開帳するのはこれが最初であるとおっしゃっている。

博物館で展示する場合は単なる”展示品”だが本院で展示する場合は”宗教活動”と定義ずけるところ、凡人には解釈に苦しむところである。

この門跡寺院、は皇室と密接な関係があり、これまで代々、その関係のお方が門跡として派遣されていられたのであるが、(老門跡慈光様は前皇太后様の弟)、10年ほど前に特別申請され、世襲寺院となったとのこと。

従って、現門主:東伏見滋晃氏は先代から青蓮院門跡を引き継いでいられるお方である。寺が法人組織になっていなけらば、寺宝は個人財産?

世襲の場合、民間ならば相続が発生したならば「財産」は申告対象になり相続税の申告は常識と思われる。

国宝ともなれば、それは特別査定されて、一般の場合では、資産を売却しなければ収拾がおぼつかなくなるケースがしばしば起こるのであるが、この辺の国税局の見解はいかがなものだろうか?

今年の9月18日~12月20日までの間、寝殿に不動明王を展示、夜のライトアップもかねて一般公開するとの発表がなされている。

しかし、その後はデジタルの複製画を現在企画中の新設「大護摩堂」に飾って「営業?」をするとの発表がなされている。現門主の言では「社会が混迷する今こそ、青不動を開かれた信仰の対象とし、人々の願いが成就して欲しい」とおっしゃられている。

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