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時代に逆行する「京都観光」政策

何故多くの日本人がこぞって海外に魅せられて旅立って行くのだろう?

それは、日本では見ることの出来ない魅力的な目的を心に秘めているからである。

それは主にどんなモノか?自然美であり、又、文化を上げるべきだと考える。

ローマのコロシアムは世界遺産として有名な場所である。

市街地にあって夜見ても、昼間でも鑑賞に値する場所だと思う。Photo (挿絵参照)

この建物、その起原を辿れば、ただの競技場である。(2000年を超える建物は日本に無い)

しかし約2000年前にローマのシーザー達が競技見物に明け暮れた有名な場所と言うこと以外にはどうということのない半壊の状態で残っている廃墟とも言える建物である。

そこに見出せるものはいたずらに過ぎ去った月日でしかないのだが、毎年何千万人と言う観光客が訪れる処という事実を誰も否定できない。

今朝(2009年5月13日)の新聞報道では”京都に、今後5000万人の観光客誘致をしたい”との目標があるそうだ。

私はこのままでは到底無理な相談と思えてならない。

この巨大なコロシアムの周辺を見渡しても、電信棒、電線のぶら下がっているところは目に入ってこない。

例えば京都市自慢の二条城を例にとっても如何だろう?

環境の保全は出来ていると言うと全く自信がない。

最近多くの観光寺の宝物が電子写真の技術で「本物ソックリ」に仕上がったと宣伝している事情を知って失望を禁じえない。

世界有数の文化都市にある美術館では入場無料のところが増えている。

それは観光客の誘致に一役買っているということに他ならない。

勿論、これに対して行政も何らかの援助をしているのではないかと思うのだが・・・・。

翻って京都の情勢はいかに?

先ず何処へ行っても明るい照明のもと、真物の”文化財”を鑑賞できる保証はゼロに近い

京都には少なくとも1000ヶ所の観光に訪れられる歴史的史跡が存在しているらしいが、残念ながら、その殆どが有料で、しかも「靴」を脱ぐと言うヤッカイな条件付であれば自然と客足も遠退くというもの。

博物館、美術館は勿論有料、しかも全てが「ガラス越し鑑賞」。

最近、観光寺中心に始まった、”夜のライトアップ”は殆ど庭園を見せるだけで入場料を取り、しかもそれが宗教行為の対象で無税らしい。(これは貧乏人の僻み)。

少なくとも遠い処から時間と費用をかけて訪れる外国の知識ある来訪者に電子コピーの産物でごまかさないことを切望したい。

”外国の景色に魅了された”と感想を述べた方々に聞けば、それは、イタリーの例をとっても、廻り一体、何処を見ても調和(色調、形状)の取れた町並みや、何処にも目障りな障害物のない、見渡す限りの「広大な自然」と「地平線に沈む夕日」が鑑賞できるという答えが帰ってくる。

美術工芸品がそのままな姿で鑑賞でき、しかも安価なことをあげる方も多い。

国はここに来て、宗教法人への税金対策を真剣に考えることを強く主張したい。政治家の税金問題ばかり騒がれているが、京都人として政治と宗教の融和も同じくらい大切だと思う次第である。

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