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産業の宿命

自動車といえば、それはアメリカを代表する産業と誰もが思っていた。

ビッグ3の代名詞で、世界に君臨してきたのが、GM、FordとChryslerの自動車メーカーであった。

その内の2社、ジーエムとクライスラーがこのたび、破産法を宣言して倒産するというアメリカにとって誠に不名誉な出来事となった。

特にフォード・モーターズの創始者、ヘンリー・フォード(Henry Ford、1863~1947)が大量生産によって誰にでも買える大衆車を世に出した時には、”全てのアメリカを車に乗せた”(put Amerika on wheels)と世界中を驚かせたものであった。

これが世に言う、モデルTの異名で知られた自動車である。

フォード社はこのたび、他の2社が落ちこぼれる事態となったが、どうにか持ちこたえ、営業継続を決めたが、これとても経営状態が万全であるとはいえない。

最初のモデルTが世に出たのが、1909年9月27日であった。

世界の産業構造に一大変革を与えた産業が100年にして終焉を迎えたことを知り驚くばかりである。

”Car of the future must be a car for the people.....market for a low priced car is unlimited"(将来の車は安くなけらばならないし、誰にでも買える車の将来は無限である)とまで言われたのであるが・・・・・・。

このT型モデルの価格は850ドルから最終的に一台、290ドルまで引き下げられた(1924年)。

最初のモデルは4気筒、馬力は僅か20.2HP,で時速は約72KMが出せる程度であった。

1909年といえば明治42年、日露戦争終結の4年後で、我が国においては恐らく車といえば馬車しかなかった頃である。

アジア全体が西洋の植民地であった頃の話。

しかしアメリカはたとえ、自動車産業の覇者の名を他国に譲っても、Model_t_ford 今後、世界最強の国家の一つとして再びその繁栄を取り戻すことであろう。

Model T,Ford Motors.

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