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インセンティヴ(incentive)

インセンティヴ(INCENTIVE

今は100年に一度という大不況風が世界中を席巻している。

その様な時こそ国は国民の心を鼓舞して、それこそ、国を挙げて、この難関を生き抜く施策に知恵を出すべきだと思う。

明治以来、我が国は西洋の知恵や文化を取り入れて所謂「先進国」を目指して努力を重ねてきたが、流石に、科学技術のレヴェルは西洋先進国並みに成長したと思うのだが、国民の心を上手に利用して国家を富ます舵とりには“まだまだ”の感じがする。

「INCENTIVE」と言う英語は最近よく耳にするが、これは、とりもなをさず、「奨励」とか、「報励」、「鼓舞」という意味を持っている。

日本は世界最大の貯金国家である。国民の所有する“ヘソクリ”は実に、1000兆円以上と見積もられている。

それに反して、国の借金は600~900兆円と言われている。

国民が何処にそんな大金を貯めこんでいるの疑問である。

日本は明治以来、国民の力を見くびって、極端に低く評価していたのではないかと疑いたくなる。

戦前までは、国民の富の配分が現在とは反対に貴族院議員に属する層に偏っていたと思う。

今では、庶民が金持ちなのである。

その訳は人民が国家を心から信頼していなかったからではなかろうか?

戦後、多くの日本人がアメリカの財団からの奨学金で留学できた。これはアメリカの文化行政が寄付行為に寛大は施政を保持していたからである。

個人であれ、法人であれ、アメリカでは善意の寄付に対して寛大な税制を敷いている。

,手元の、2002年度の“The Official Museum Directory(アメリカ)を見ると、そこには実に、87分野に分けて8700のミュージアムがリストアップされている。

この書籍自体2476ページ(大阪の電話帳位?)あり、そこには美術以外に、200の自然科学博物館の他、動物、植物園、ヒストリカル・ソサイエティー等々が列記されていて、各団体のスタッフ名、規模、電話番号、ファックス、e-mail, home pageまでが克明に紹介されている。

私の想像だが、恐らく、これらの団体は全てNon Profit Organization(N.P.O.)である。

ニューヨーク一つ取っても、そこには世界的に有名な美術館、自然博物館、動、植物園、図書館が数え切れない程存在しているが、これらは、皆、私営で、国営でも地方団体にも属していない施設である。

これらの私営の公共施設の基礎は、殆どが19世紀までに出来上がっていたのである。それは、単に、アメリカが世界有数の富める国であったからではなく、為政者がうまく国民から寄付をさせて、それを上手に運営させたからである。

今頃になって、日本政府は相続税の優遇措置を発表しているが、こんなことでは国の膨大な借金は返せないところまで追い込まれている。

一日もはやく、先進国、アメリカに学んで、税制を根本的に見直すことが急務だと思うのだが。

最後に、奨学金制度の確立が、将来の日本には最も急がれることと確信している。

卑近な例は国立大学の授業料は安すぎると思う。

国籍に関係なく、成績次第で奨学金を増やして、本当に勉学に精を出す若者だけを受け入れ、平均の学費を思い切って増額すべきだと思うのだが。

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