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「定価」とアウトレット

Outlet_stores_in_usa

アウトレット(outlet)といえば「出口」、我が国で言う家庭用の電気「コンセント」のことを指すが、既に日本語化して「安売り」の標語となっている。

価格破壊という言葉が出現して“一昔”以上になるが、そtれから小売市場の構造が根底から考えなをされるようになった。

未だに「定価」を守ろうとしている部門には「タバコ」、「新聞」、「雑誌」部門があるが、これらとても個々の牙城を何時まで守り通せるか不明である。

最近、「大衆薬」が自由となり、間もなく、これらがコンビニでも手に入ることが出来ると話題になっている。

筆者のように古い人間には「定価」と言うターミノロジーが理解できるが、今の若い世代の人にはわかり難いと思われる。

戦争中、政府が経済統制を引いて物価を決めた時の名残の言葉と考えれば判りやすいのではないかと思う。

朝日新聞、2007年10月8日によれば“「売れ残り本」半額に”の見出しで、出版17社が近くネットで本格販売することが報道されている。その趣旨とよって来たった因縁が書かれているので、それを拾ってみるとー再販契約で定価販売を義務付ける出版業界で、「売れ残った本」ヲインターネット上で値引き販売をしようと言う試みが、10/12日から本格的に始まるーとの報道。

この段階のでは、絶版の一歩手前の「在庫僅少本」を提供し、半額で通念販売する。その理由は、

1.     出版不況で書籍の4割が読者の手に届かず返品となる。

2.   価格を拘束しない「第二の市場」を創設して本の復活を図る。

最初、大手4社で始める予定だったそうだが、他者にも協力を呼びかけたところ、最終段階で17社が呼応したらしいが、如何にも日本らしいと思った。

再販制度のもと「定価販売」を呼びかけていた出版業界では「値引き」に強い抵抗感があった。

それでも2003年秋から年に2回、期間限定で、ネット上で定価の半額で「謝恩価格本ネット販売フェア」を続けた。これには定価販売をしていた、一般書店の強い抵抗があり、現に多くの小売店が沈没した。

そのとき、昭和図書の推計では書店から返品される書籍は年間5億冊を越え、そのうちの約2割の1億冊が断裁処分になり、その総額はなんと、820億円だったと言う。そんなことならば値引きして在庫減らしをしようと考えた決断だった。

お陰さまで筆者も今では簡単に安く買える「古書」をネット上で読ませていただいている。

前書きが少々永くなったが、これを計画した主目的は、古書籍の第二の市場の創設で、これは正しい行動であったと思考する。

電化製品のアウトレット化から何十年もたつが、今では百貨店で家電製品の展示はみられなくなった。書籍のフロアーを直接持っているところも見かけなくなった。その他、カメラやパソコン、文房具等なんかはどうなっているのか判らないが、諸品の価格は購入者が決める時代に移りつつある。アオウトレットの本家のアメリカでは、全国各州のアウトレット・モールがパソコン上で検索でき、地図上で見たい州の場所をクリックすれば詳しい説明が検索でき、しかも近隣のホテルやレストランまで知ることが出来る。(挿絵参照)

筆者本人、価格破壊と言う言葉には違和感を持つが、資本主義→自由競争社会の流れは今後押しとどめることは益々難しくなるのではないだろうか?

新聞の定期購読は我が国の特殊なしきたりであるが、国民各自の自覚によって、新聞=定価の悪弊は打破できると信じる。

新聞は今のところ、いつも同時に値上げして、同じ日に休刊することが何故許されているのか?

政治家がメディアに支配されている証左としか考えられない。

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