恐ろしい話
貿易風(偏西風)は太古の時代から変わりなく吹いている天然現象であり、何人といえどもこれを反対方向に向かわせることは出来ない。
即ち、人類は自然に逆らうことは出来ないことは明らかである。
我が国が隣国(中国)の風下に位置していることで、今後蒙る被害は図り知れない。
毎年、春先に訪れる「黄砂現象」はその事実を物語っている。しかも中国内部での砂漠化が黄砂の被害を助長している。
最近中国は長江ダムを完成させた。
別名、三峡ダムの構想は、孫文(Sun Yat-Sen)によるものとされ、1919年に「建国方策」の中で言及しているとのこと。
中国共産党政府は、1950年に長江水利委員会を設置して予備調査を開始、中ソ対立や、文化大革命を経て、賛否両論の中、1992年、三峡ダム建設に踏み切った。(出席者2633名中、賛成1767、反対177、棄権664、無投票、33)本工事は1994年に始まり、2009年に終わった。
中国指導部の胡錦涛国家主席、李鵬前総裁はいずれも発電技師出身であり、三峡プロジェクトを強力に推進した、温家宝総理は三峡行程建設委員会主任を兼ねていた。ところが、2006年のダムの完工式には彼らは誰一人として出席していない。
このような一大国家事業に 最高責任者全員が欠席するとは異例であった。
当ダム建設に伴い、政府は住民トータルで370万を強制移住させた。これらの住民は充分な補償なしで貧困層へと転落していったそうである。
中国の10元紙幣にも描かれているように、三峡ダム周辺には国を代表する名勝が多く、ダム建設でこれらの観光資源が結果的にダムの底に沈んでしまった。
これは始めから予想されていたことであるが、このダムの周辺地域で汚染物質の流入が始まり、長江の流域と黄海の水質悪化からアオコの大量発生、一部の水域からは環境の悪化が必至であった、果たして、大腸菌群や人血吸虫、浮遊物による汚染が始まった。
日本近海で2002年以降に見かけられるようになったエチゼンクラゲもこの三峡ダムが引き金となったのではないかとも言われている。
また、一説では、このダムは流入する土砂で埋没してしまう懸念もあるらしく、今になって、当局も真剣にこれを憂慮しているらしい。
実際、この流域面積108.4万平方キロに、年間5.3億トンの土砂が流入、平均総流入量4500億トンに対して有効貯水量は220億トン、歩留まりは5%弱とのこと。
ダム底に貯まる土砂の排出を如何にマネージするかは大問題で、この土砂堆積で、2006年8月、香港の中国人権情報センターは3年以内に三峡ダムが強い地震を引き起こす可能性を示唆している。
もし、何らかの理由でダムが決壊した場合、その流域に未曾有の大惨事をもたらすことも憂慮されている。
現に、側壁に入ったヒビの修理に際して原子放射線を使用したが為、被爆者が多勢でたことも報道されている。水中にはびこった菌虫による奇病(腹部が異常に膨脹して死に至る)で100万人が死亡、下流では逆津波による災害で300万人が被災したと言われている。
湖南省岳陽市付近では、200メートルに亘って側壁崩壊が起こって(2009年2月6日)いる。
2007年7月9日には洪水による被災者数2783万人で、101人が死亡、26人が行方不明となった。
今年になって中国では大雨による被害が絶えることがない。
こんなニュースもある、ニューヨーク・タイムスが6月23日報じたところでは、洪水で洞庭胡近辺の巣穴から追いたてられたネズミの大群の数が20億匹という報道は驚きである。
これらのネズミが食べるエサは果たしてどの位になるか?
季節が季節だけにハエや蚊の異常発生も心配になる。
これを聞くに及んで、日本もこれからノンカンとはしていられない。
中国の風下に位置する我が国は西から押し寄せる産業廃棄物の心配もある。
持つべきは良い隣人であるが・・・・・・?
日本がかって、戦時中に爆弾気球をアメリカに向かって放ち、何がしかの損
害をアメリカに与えたらしいが、中国もその気になれば、我が国に向かっ
て、いろんなことも出来る位置に あると言うことは忘れてはならない。
中国において、三峡ダムに関して、マイナス面の報道はタブーとなっている
らしい。従って、今まで表立っての中国政府からの公式な報道は一切成され
ていなかったが、この様な重大事を何時までも放置できないことは当然であ
る。
昨今のウイグル地区での暴動、チベット問題等中国の頭痛の種は尽きない。
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