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漏電ブレーカー

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「漏電火災対策はこれ以上放置できない。」(以下選択8月号“関係業界がひた隠す「漏電」リスク”から要約すると)、

今年3月、大磯の旧吉田茂邸の火災(全焼)の原因は漏電が引き起こした事件であった。

昨年一ヵ年の火災で、放火:20.5%、で最も多いが、“その他の原因”と“不明調査中”の合計が40%近くあり、それの殆どが漏電と考えると言う専門家の意見を紹介している。

もしそれが誠ならば、捨て置けない事実だと思う。即ち、これは対策(予知、予防器具)によっては防げるからである。

漏電とは電気の回路部分以外に電流が流れる現象で、感電や火災、及び電気の損失を起こす。

しかしこれには家庭で起こりうる漏電火災に充分対応できる「安全ブレーカー」を設置することで防止できると言われている。

我が国では、30ミリアンペアー以上(家庭))流れると自動的に遮断機が働くことに規定されているとのこと。

しかしこれは単なる建前で、全くの「まやかし」であることが明白になった。

ここには可成専門的なことまで説明してあるが、(途中省略)今売られている遮断機では30ミリアンペアーを越える電流が流れていても切れないことが多く、その状態で15分以上経過すると発火する危険大。

家庭での所謂、「たこあし配線」に「ほこり」が加わればそれだけで危険。

25ミリアンペアーでも人は火傷する熱を発するし、“30ミリアンペアーが流れると、火事を起こして下さいと言っているようなもの”とは専門家のコメント。

この基準のままでは「何時火事が起こるかわからないコンディションで国民が放置されている」と警鐘を発している。

お隣の韓国でも家庭用の上限を6ミリアンペアーの電流を感知するブレーカーの普及に努めている。アメリカやカナダではUL規格として、成人男性、8ミリ、成人女性、6ミリ、子供、4ミリ(各アンペアー)を上限とする安全基準があり、一般家庭向けにこの線に則って漏電ブレーカーの普及に努めていると言われる。

或るメーカーは経済通産省にDVDまで製作して改善を促しているらしいが官庁が未だに思い腰を上げない。その主な理由を以下のように述べている。

消防庁:今のままでは危険を感じているが年間火災件数、3万5千のうち漏電火災は僅かに

200件なので、今後もう少し検証を集めたい。

経産省:今のままでどこがわ悪いのかわからない。(とにかく)今は(訂正)は無理。

日本での30ミリアンペアーという目安は略40年前、ドイツの電気大手、シーメンズの漏電ブレーカーが基準になったとのこと、その後日本ではこれを基準にして漏電ブレーカーが量産された。

見逃してはならないのは、この基準を尊重して漏電火災の損害賠償に対して支払われてきた火災保険の妥当性や責任の所在が改めて問題になって、損害賠償が電力会社まで及んだり、経産省や消防庁への行政訴訟に発展する恐れを考慮して官庁が基準の見直しに消極的になっているとの見解もあると言う事。

これまでこの部門で業界を牛耳ってきた富士電機に対して韓国等のメーカーがけん制して、

新しい基準の逆輸入に攻勢をかけていることも事実とか。

国民の命より省益や業界団体の利益を優先して、これまでの責任回避を図っているとしたなら、それこそ“ほっとけない”事件だと思う。

まともな民間企業なら、たった一件の死亡事故がおこれば考える。

現に原因不明の火災事故が40%もある中、漏電火災が含まれていることは反論できない事実であろう。

旧吉田邸の火事現場では100ミリアンペアーを越えても漏電を許すブレーカーが入っていたが、火災後の検証でブレーカーは落ちていたと報告されていた。

しかし、ブレーカーが落ちていたのは火事で電線が溶けて、そこに消防の排水が降りかかり、、100ミリアンペアーを越える過重となり、火災となったとも考えられる、とは専門家の疑問。

東電などの電力会社は保険金の賠償が怖くて漏電基準の見直しには到底手がつけられない。最近の判例では可成り遡っての事例が多いため官庁も同じく基準をさわることさえタブー、人命よりメンツ優先で事なかれ主義がまかり通る、相変わらずの日本式パターンを見る思い。

誰がこの問題に勇断をもって臨むのか?(筆者はこの、記事を読んで許し難い気持ちが湧き上がり、ブログに取り上げることとした)

不景気対策としてこの際、補正予算で家庭用のブレーカーの全面切り替えを助ける検討も選挙対策の一助になるのでは?

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