« 対アメリカ考、衆議院選挙結果に寄せて | トップページ | 記録破りの女性パイロット »

今後の日本外交

新生「民主党」への提言

丁度今から100年前にアメリカのカリフォルニア州で起こった「移民反対運動」を思い浮かべるべきである。

この運動、アメリカで突然と起こった反日本人運動は偶然のハプニングでないことを我々は知るべきである。

“NATIVISM”とは何を意味するか?

これは単なる反外国人思想ではないことを考えて欲しいと思う。

これはアメリカ特有の思想であり、筆者はかねてより日本ではあえて省みられなかったアメリカ観ではなかっただろうかと思っている。

戦後、吉田茂総理時代では“アメリカの歴史”を、“アメリカ人の心理”を、深くのぞき見る余裕とてなかった時代であった。

その後、朝鮮戦争(1950)、景気の復興、所得倍増、イザナギ景気。

我々は日本だけが努力をして今の経済大国を築き上げたと思い込んでいる気配があるように思える。

アメリカは現在、未だ味わったことのない苦境に立たされている。

世界1のアメリカのシンボル的企業「GM」が倒産の憂き目にあった現在、アメリカ人はこれをアメリカが単独で起こした失策とは思っていないと想像する。

アメリカ自動車産業を存亡の危機に追い込んだのは「日本」のせいだと信じて疑わないアメリカ人もいることを忘れてはならない。

日露戦争でアジアの片隅の小国、日本が世界一の大国、ロシアを苦しめ、敗北に追い込んだことはアメリカにとっても一大ショックであったに違いない。

その後に起こったことは誰でも知っている通り、僅か40年の後、日本は白人国家、アメリカとヨーロッパの連合軍に無条件降伏をした。

これは何故おこったのか? わが日本が世界情勢を勉強しなかったからである。

相手(敵)を知ることを忘れてはならない。

民主党はこのたび、永年の悲願を達成して日本政治の実権を握ったが、今こそが民主党にとって最も大切な時期であると筆者は見ている。

GMがトヨタと合弁で造った、“カリフォルニア”のシンボル的工場を存続させることが出来なくなり、多くの失業者が出ることが決定的になる前に、日本の代表的企業「トヨタ」がこの由緒ある「NUMMI」工場を政府の援助を仰いででも存続させ、100年前に当地、カリフォルニアで起こった悲劇(移民拒否)を“恩返し”として労働者救済に手を差し伸べる気概を示す絶好のチャンスとみて「新生民主党」の對アメリカ外交の初仕事にして欲しい。

アメリカは日本を決して”イーコール・パートナー”とは認識していないことを忘れてはならない。

|

« 対アメリカ考、衆議院選挙結果に寄せて | トップページ | 記録破りの女性パイロット »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/304622/31214536

この記事へのトラックバック一覧です: 今後の日本外交:

« 対アメリカ考、衆議院選挙結果に寄せて | トップページ | 記録破りの女性パイロット »