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記録破りの女性パイロット

Amelia_earhart_a_pilot

アメリア・エアハート(Amelia Earhart)は世界で最初の女性パイロットとして地球一周を試みた。

193772日、南太平洋ニューギニアのラエ島を愛機、ロッキード・“エレクトラ”をかって飛び立った。

彼女の愛機は長旅に備えて1000ガロンを越える燃料を積んでいた。飛行機の重さで、彼女の飛行機は飛行場の最終地点でようやく飛び立っことが出来た。

それは、チャールス・リンドバーグがスピリット・オブ・セントルイスで大西洋単独飛行に成功した丁度10年後のことであった。

彼女の飛行機は双発の立派なもので、リンドバーグの使った一人乗りのものとは比較にもならない立派なものであった。

エアハルトと幅操縦士:フレッド・ヌーナンはそのとき、2556マイル先のハウランド島(Howland Island)を目指していた。これは今まで彼女の試みた中で最長のフライトであった。

アメリアは女性による最初の世界一周飛行を目指していたことは勿論だったが、同時に彼女の試みたのは、地球の最長距離(外周)を飛ぶことでもあった。

アメリアはその時、既に女性初の大西洋単独飛行も達成していたが、彼女の最後となる「世界一周飛行」に際して彼女はリポーターに“人類初となるであろう、この29000マイル飛行を達成した後はおとなしく田舎暮らしをしたい”と述べていた。

しかし、残念にも彼女は、この日の早朝、ラエ島を飛び立って以後二度と帰らぬ人となったのである。

人間の記録に挑む欲望は何故おこるのだろうか?登山家は、そこに山が聳え立っているから登ると言うが、それで天に昇ってしまってはむなしい結果に終わってしまう。

アメリアの場合も同じ結果になったと言える。

アメリア・マリー・エアハルト(Amelia Mary Earhart)は1897年7月24日、カンサス州アチソンで生まれた。彼女には2歳半下の妹、ミュリエルがいたが二人とも裕福で町の著名人であった、祖父のアルフレッド・オーティスに育てられた。

アメリアは活発な可愛い女の子で、小さいときからおてんばでヤンチャな性質の持ち主であった。

アメリアは第一次大戦中カナダに移り住んで、トロントの陸軍病院で働いた。そこで彼女の見た光景は不幸にも戦地で負傷して、手足をなくした多くの若い兵士たちであった。

1920年頃彼女はカリフォルニアの両親を訪ね、ロング・ビーチのエアーショーを父と見物に訪れた。そこで彼女は初めて空を自由に飛びまわる飛行機に興味を持つようになった。

時を移さず、彼女その翌日、ゴグルとヘルメットをかぶって双発の飛行機のパイロットの後部座席に座っていた。それはたったの10分間のロス・アンゼルス上空の観光飛行であった。

地上に降り立ったそのときから私は飛ぶのだ“と心に決めたと彼女は後日語っている。

アメリアはロング・ビーチの近くに女性の飛行機インストラクター、アニタを訪ね、レッスンをはじめることとなった。

マメリアは時を移さず、Kinnerタイプの小型飛行機を購入、それに“カナリア”と命名した・ 何回も事故にあいながらも彼女は女性としての当時のレコード「上空14000フィート」の記録を打ち立てた。

1925年、彼女はボストンで、女性のための飛行クラブを作ったり、新聞に論文を発表、一躍有名女性パイロットとして名を馳せる存在となった。 

1926年4月27日彼女は或る薦めによって最初の大西洋単独横断飛行を決心したのであった。

それはリンドバーグの大西洋単独飛行成功の一年前であった。-アメリアの大西洋横断飛行は結局1928年に成就された。-

アメリカ人は全く我々の想像以上に「センセーション的行動」を褒め称え、人間の力の限界に挑戦した人物を英雄視する傾向があると思う。

これは「ノーベル賞」を受ける栄誉とは少しばかり趣が違っているが、「人間業の極致」に特殊な憧れをもち、その様な偉業を成し遂げた特異人に惜しみなく拍手を贈る、うらやましい性質を持った人種と筆者には映る。

鈴木「イチロー」が間もなく日本人として最初のアメリカン・ヒーローとなる日が刻々と近ずいているのではないかと、今から心が踊っている。

老人の筆者は来週からアラスカにある北半球では最高峰と言われるマッキンレー山(6750メートル)を訪れることになっている。しかしこれには「記録」の意識はない。

イエローストーン国立公園に次ぐ2番目に大きいマッキンレー国立公園(略、静岡県の大きさ)でグリスリーの姿を見ることを夢みている。

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