« 鹿鳴館時代の感覚から抜け出せない日本人 | トップページ | 中国の南進に注目! »

民主党進政権と外交

Photo_2

愈々来週、10月26日から国会が開会する。新生民主党の正式登板となる。

筆者は政権交代以来民主党の正体打診に徹して情報収集のために、このブログを暫く閉じていたが、本日のアメリカ国防長官(b。1943)の訪日で鳩山由紀夫政権が正式発足と認識、手始めとして今後の日本の国防政策の行方の占いの意味で一文を投稿することにしたい。

先ず、諺にある如く、何事も相手に接して「荷を見て法を説く」ことが何よりも大切であると思うので、その点を外務大臣一年生である岡田克也氏の対応に期待したい。

今回、日本を訪れることとなったアメリカ国務長官(Robert Michael Gates, Phd.)は ブッシュ政権→オバマ政権を通じて、異なった2政党に亘って2期連続で国坊長官に留まる(第22代)ベテラン外交官であることを知った上で対応することが大切である。

永くアメリカ中央情報局副長官の任にあり、ロシア、ソ連史を専攻して博士号をもっている政府の重鎮であることには違いない。

11月のオバマ大統領の訪日に先立って、今回は日米の軍事同盟と、沖縄米軍基地条約協定の調整のためやってきた。

鳩山首相に面会したが、双方35分にわたる会話の最中で、ともに笑顔が見られなかったと本日(10月21日)の日経は報じている。

政権奪取以来、民主党は選挙中にマニフェストとして国民に公約した条件を守るべく努力を重ねているが、過去1ヶ月の報道を見ていると、民主党の掲げた選挙用スローガンの内容と直面した現実とにはかなりのギャップがあることが明らかになりつつある。

先ず、組合票獲得のため、社民党と連立を組んだことが、筆者には今後の民主党の運命を左右する程大切なファクターとなるのではと心配である。

社民党の主張はどの角度から見ても現実離れしていると映る。

今後、我が国がアメリカ中心に政治を考える場合の足枷になることは殆ど間違いないと思われる。

本日から始まるゲーツ国防長官と岡田外相の話し合いを観察するしかないが、今までの岡田氏の発言内容から考えて、アメリカと同等の立場で会談しようとしても、日本にとって良い結果にはならないと思われる。

自民党の時代から盛んに「地位協定」の見直しを日本は盛んに持ち出しているが、少なくとも米軍沖縄基地に関することで地位協定を国際法に準じて論ずることは無理な相談と諦めざるを得ない。

沖縄は確かにアメリカは日本に返還したと言うが、軍事基地に関してはアメリカの本心では「治外法権」に近い解釈を貫いている。

譬えは悪いが、これはアメリカ政府としては、戦前の上海のようなもので「租界」の感覚に近いものではないだろうか?

話を戻して、昨日の鳩山、ゲーツ会話の最中、双方とも笑顔を見せなかったと言うことは、鳩山氏がゲーツ長官の厳しい姿勢から“ただならぬ”空気を読み取ったからではないかと筆者は直感した次弟。

岡田新外相の中東訪問の理由は「給油中止」政策を声明して後、アフガニスタン、パキスタンの空気を自分の目で確かめ、今後、民主党のマニフェストで唄った中東での連合軍援助の変更が現地ではどのように受け止められているかを確認する目的であったと考えられる。

しかし、問題は民主党のマニフェストのことではなく、テロは今では全世界の敵と見なして、少なくとも、UN、英米が現実に多くの兵隊を派遣して「血を流している」。

その現実を他人事のように考えている日本の姿勢が、日本の重要な貿易相手の心情に如何に反応するかを、先ず考慮するべきではないかと思うのである。

日本には「平和憲法」があり軍事行動には協力できないと言う主張は全くの“ローカル・ルール”であって、強く言えば、これは日本の子供っぽい甘えでしかない。

ソマリア沖の海賊退治とは次元の違う問題であることを民主党幹部は悟るべきであろう。(※給油中止の代替案にソマリア沖の海賊掃討案)

社民党との連立が今後の民主党の頭痛の種になることはほぼ間違いはないが、民主党が自発的に村山政権の謝罪外交を継続するとすれば日本の将来には全く希望はもてなくなる。

今後、世界の文明先進国(今は単なる技術先進国)を標榜するためには戦後の間違った歴史認識の教育を改め、正真正銘の自立国家になるべく早急に将来展望の図式作成に取り組むべきであると信じて止まない。

アメリカの対日姿勢には急激な変化が観測されている。それは少し前の、細川政権の対米姿勢に対するアメリカの反応を見れば自ずから判ってくるのだが、日本がどのようにアメリカに関わっているかを考慮すれば、先ず急激な対米ドル円高政策が考えられる。

リーマン・ショックから未だに回復しない日本経済の深刻度を見ながら、双方の立場を見ると、アメリカには数多くのカードがある、このことを考慮すると新政府はあまり強気一点張りではいられない筈。慎重にことを運んで欲しいと思う次弟。

|

« 鹿鳴館時代の感覚から抜け出せない日本人 | トップページ | 中国の南進に注目! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/304622/31899700

この記事へのトラックバック一覧です: 民主党進政権と外交:

« 鹿鳴館時代の感覚から抜け出せない日本人 | トップページ | 中国の南進に注目! »