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IPS細胞研究

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山中伸弥氏(47)は現在日本医学界において「ノーベル賞」に最も近い研究者として自他共に認められている人物である。

山中博士」は皮膚細胞を、血液や心臓など様々な細胞や組織に形成させうる“ips細胞に変えてしまう技術に取り組んでいる。

山中伸弥氏略歴:

1987年神戸大学医学部卒。その後大阪大臨床研究医、93年

大阪市

立大学大学院医学研究科終了。米、グラッドストーン博士研究員。99年、奈良先端科学技術大学院、助教授、2003年教授、2004年、京都大学再生医科学研究所教授、2008年~ips細胞研究センター長。2009年、アメリカラスカー賞、カナダのガードナー国債賞、受賞。大阪府出身

山中氏はマウスの皮膚細胞をもとに、2006年8月、ips細胞を作り出したとされる。その翌年「ヒトips細胞」を作ることにも成功したと発表、3~4個の遺伝子を入れることを簡単な方法で成功したと発表して世界的ニュースとなったことは記憶に新しい。

日経新聞11月24日の報ずるところでは、ips細胞の研究は、今やボトルネックに差し掛かっている、ここを切り抜ければ、体のどの部分の細胞をどの方法で作るかー医療や新薬開発にー最適な細胞をいかに選ぶかと言う応用研究の段階を手がけていると言われている。

ここで山中教授は、ips細胞関連の研究には政府は全体で約100億円の予算をつけているが、自分の研究室では僅かに10億円が向けられているのみで英米に比較してはるかに低いことを嘆いている。

山中教授はどんなに忙しくとも毎月アメリカに飛び、自分の研究所「グラッドストーン」(カリフォルニア州)で過ごし、アメリカの勢いを自分の肌で感じることを目指していると述べていることは、裏返せば、“日本にこのままいたのでは発展が見込めない”との意見?山中教授はまた、「アメリカでのips細胞研究の進み方はスゴイ、又、研究者の数が日本に比べても圧倒的に多い、その中には将来この研究をビジネスにつなげることを考慮中の人達も少なくない」とも述べている。

このことに就いて、門外漢の筆者がどうこう言うことは不見識とのそしりを受けるかも知れないが、先日から国会で騒がれている「スパコン研究」の予算削減の問題にしても、新生民主党はむやみに予算を削ることばかりに集中していrが、将来、国の辿るべき道筋を充分考慮して政治を行って欲しいものである。

中でも、公立高校の授業料免除、高速道路無料化、ダム建設の中止には再考すべき部分が多いと思われる。むしろ、筆者は高等教育の段階での、特定の学生に対しての授業料の免除、国家的規模の奨学金制度の創生こそ、将来への布石となるべき教育改革に道を開く政策となるのではないかと思考する。

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コメント

3年も前から言い切っていて気持ちのいいエントリですね。

人類の医療を激変させるかもしれないこの研究に期待したいです。

投稿: あーる | 2012年10月14日 (日) 15時04分

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