« あぶない民主党外交 | トップページ | 将来はデフレかインフレか? »

コメの科学的利用

Photo

コメの発酵液の成分を調べると、肌をシットリと保つアミノ酸、肌を白くすると言われるアルブチンなどを豊富に含むことが判ったらしい。

それは、冬の時期に酒の仕込みを手伝う専門職、杜氏(トウジ)たちは、他の季節には、畑に出たり、漁師として海に出て働くので日焼けして肌が赤銅色になるが、冬の酒造りを終えると彼らの肌が白く変わることに着目したことで、化粧品が生まれた。

クリスチャンディオール、ロレヤル等の有名化粧品が参画する団体が注目していると言う話。(日本経済新聞)

アミノ酸を3倍ほどに高めた製法を確立した上で、契約農家から減農産米を買い、2003年に化粧水や乳液などを発売した。

「加賀鳶」などで有名な福光屋の社長、福光末太郎氏(59)の創案になる新産業である。

福光氏の発売する代表的化粧水(120ミリリットル)5880円は決して安くはないが、2008年度の化粧品事業の売上高は2億5000万円、その営業利益1億円。

今後はフランスのコスメティック製造団体とは共同開発を目指すとのこと。

これこそがInnovation→「新事業」ではないだろうか?

主食としての米離れが進む中、政府はパンや菓子に使う米粉、家畜用の飼料など主食以外のコメ造りに手厚い補助金を付け、転作を促す政策にも努力をはらってきた。

減反をしてまで米価を守り、農家を保護することが決め手であろうか?国の施策はもっと多面的でなければならない。世界のどの国もある特定の産業を保護しているが、我が国のコメに就いての保護政策は「過保護」に近い。

全国農業協同組合連合会(全農)が米を一旦買い取って、バイオエタノールを造り、国の基準上限3%のエタノールをを混ぜたバイオガソリンを年間33,000キロリットル製造、県内19の直営スタンドで販売する。。

米1トンから445リットルのエタノールが取れ、生産性はトウモロコシとの比較でも遜色はない。全農によると、生産調整(減反)対象の全国110万ヘクタールの水田のうち43万ヘクタールでエタノール用のコメを作れば、国内で消費するガソリンを全て、同種のバイオガソリンに切り替えられると言う。

しかし、課題は採算性で、その様な燃料を製造する工場施設のための補助金が出ても、買取価格や経費等を考えるととても採算がとれないらしい。

鶏の飼料など主食以外のコメつくりにも手厚い補助金が出るそうだが、これと言った妙案は皆無に近い。 かって小泉純一郎元首相が日本のコメは世界のブランド製品で世界市場でも売れるような発言をしたが、円高が進めばますます市場性は薄くなる。

前述のようなコメの多目的需要がなければこのままではコメ産業は立ち行かなくなることはハッキリしている。

あとは、思い切った大規模農業の創生であり、小異を捨てて大同につくように官民挙って、農業政策を考えなければコメ農家の将来はますます暗くなるばかりである。

同じことが山林業にも云える、国土の半分近い面積の山地に大型林道を造成して材木の切り出しを考えなければ間もなく日本の山は手がつけられなくなるだろうと言われて久しい。

|

« あぶない民主党外交 | トップページ | 将来はデフレかインフレか? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/304622/32426470

この記事へのトラックバック一覧です: コメの科学的利用:

« あぶない民主党外交 | トップページ | 将来はデフレかインフレか? »