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水田の再利用

日本の稲作は田畑に水をためて育てるため、稲の生えるところには水が蓄えられている。これはいわば、「水源」の役目を担っている、潜在的ダムと言ってよい。

アメリカの南西部地帯を飛行機で飛んでいると、眼下に巨大な円形の畑が多く見られる。これは地下水を利用して農作物に水を散布するために作られた耕作地である。南西部は降雨量が少ないために考案された、いわば苦肉の策である。この地方のアメリカの農業は地下水利用型の農業であることが判る。しかし、最近では至る所で水が枯渇して窮地に陥っているところが多いと聞く。オーストラリアの農業も雨量の不足から農業に深刻な問題が生じている。

正直なところ、最近まで筆者も「水田」の存在価値には頓着しなかったが、言われてみるとなるほどと感じるようになった次弟。日本は世界でも有数の多雨地帯であることに注目すべきであり、高緯度にありながら平均気温はセミ熱帯のものに近い。

筆者も以前、「ダム」の必然性に注目し、降雨を有効に利用するには人工的にコンクリートでダムを作り、雨水を直接海に流れ込むことを防ぐため、ダムでもって飲料水、工業用水を貯水することに賛意を表していたが、稲作水田の果たす役目に注目、たとえ稲を作らなくとも、現存する「水田」を枯渇させることなく保存することで渇水対策になるのではと考えるようになった。

例えば、四国地方は降雨の少ない年には、必ずといって良いほど水不足に悩まされている。従って、このような地形の地方は他に多く存在するはずである。

国家の事業として、使わなくなった、「カっての水田」を保存して、第二のダムとして利用することで果たしてどれだけ渇水対策に役立つかを試策することもあながち無駄ではないと思うのだが?

水田には必ず灌漑用水が流れ込むようになっている、従って、改めて工事をする必要もない。そこでコメを栽培しないで養魚場やハス栽培等知恵を絞ればまだまだ可能性は発掘できるはずである。

このような事業を地方自治体のプロジェクトとして取り上げ、離村地帯の活性化対策に活用するアイディアーは如何なものだろうか?

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