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非常識な中国

ところはトロモチョ山、将来世界有数の銅山になると宿望されている場所、その推定埋蔵量20億トンと云われている。

ペルーの首都リマからアンデスに入った赤道のほぼ真下、標高5200メートルの山岳地帯なので気温は零度に近く、又空気も薄い場所である。

そこに最近中国が目を付けた。

彼らの計画では、2012年に採掘を始めるらしい。

山頂から順に32年かけて露天掘りで山を切り崩すと云う自然破壊。聞いただけで」無頓着な無節操な計画と映る。

32年かけて採掘が終了する頃には山全体が姿を消し、それに代わって大きな穴が残されると想定される。

これは本日(2010年5月16日)産経新聞“巨竜むさぼる”中国式「資源」獲得術第4部“親住民”の虚実①の記事である。

これを読んで驚いた事は32年後に標高5200メートルの巨大な山が地球の表面から姿を消すと云うこと。

チナルコ・ペルー社現地事務所広報担当者ペドロ・サラザール氏の説明以下の通り。

中国の拠出金は採掘開始(2012年)迄に正規、間接雇用合計で約1万人、ペルー政府は税金として総額76億ドル(約3500億円)を受け取り、地元の県の収入は38億ドル(約3500億円)とキングスミル浄水場の新設である。

これまでヤウリ河支流の水質は付近の鉱山から出る水で粘土が混入して濃い黄土色となり、多くの家畜がその水を飲んで死んだらしい

しかし現地の人は新しい浄水場が出来ることで暮らしが楽になると喜んでいるとの事。1

1930年代にアメリカ系鉱山会社によって浄水場に通じるトンネルが掘られたが、1970年代の社会主義政権により国有化、以後放置されて久しいとの話。

リマ大学で政治学を教えた経験があると云うサルエント氏は、

“そこえ中国がやって来た。欧米式の資本主義も、その後の社会主義も出来なかったことを今、中国が初めて実現させている、すごいと思う”と感慨気に述べているとか。

こんなことを世界は放置してよいとは到底思えない!

中国は本国、西南部の四川省に15か所を超えるダムを建設して下流のメコン河に渇水を引き起こし、ヴェトナムをはじめカってのフレンチ・インドシナ各国に甚大な被害

自国に造成した巨大ダム(長江ダム)は各所で予想しなかった規模の弊害を引き起こしていると聞く。

自然の形を変えてまで自国の利益のみを追求し、真剣に将来に配慮をしない姿勢は断じて許せるものではない。

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