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狙いは中国女性

日本は今こそアジアでの贅沢にあこがれている大衆を目指して商売する絶好のチャンスに遭遇した。

日本人が戦争に負けて失望のどん底にあった時に天から降って湧いたように起こったのが朝鮮戦争であった(1950年)。

その時アメリカは日本を前線基地のように使って空前の「産業需要」を与えてくれた。

当時のアメリカ軍の規模は計り知れないが、多くのG..がやってきて日本中の物が売れに売れた頃を思い出す。

ロッキード事件で田中角栄と共に有罪となった小佐野賢治も朝鮮戦争を契機として富豪と云われる存在となった一人である。

それはともかく、この3月決算で好成績を計上した産業の中に、例えば、ヤクルトや資生堂がある。

産業規模として十指にも入らないだろうが、そのどちらもが女性の思考にかなった製品を作っている。女の欲望の一つに美容対策があるからである。

女の嗜好は古今東西を問わず永遠に変わらない。

永く中国に住んでいた筆者の義弟が帰国するたびにお土産として買って帰った物に資生堂の商品があった。

彼に云わせると資生堂の化粧品は中国で一番好まれるもので、彼地ではアコガレの商品だと常に云っていた。

はたして昨今、余裕ができたが肌の悩みを抱えた中国女性が資生堂の乳液やファンデーションを買いだした。

女性の自己主張は美貌であり、個々の美しい姿である。

従って化粧品は女の武器と云っても過言ではないだろう。

中国にとどまらず経済成長で可処分所得が増えたインドネシアなどでヤクルトが受けている。

乳酸飲料事業を展開するヤクルトにとって大きな好機がやってきた。それで急拡大する需要を逃さない為に中国で3番目となる工場の建設に着手した。

女性下着の専門メーカー、ワコールも既に進出済みだ。

中国では北京、上海などが飽和状態になりつつある中、資生堂は新ブランドを投入して、急速に発展している内陸部の四川省に新店舗を開いた。

それに対して、国内では大手の百貨店がデフレの続く中永く不況から脱出できないでいる。

他の業界を見渡しても、値下げ競争激化で同業者がつぶし会いをしているのが現状である。

いくら国民が裕福に暮らしていても、ニュージーランド(人口、400万以下)やオーストラリア(人口約1000万)らは貿易相手国にはならない。やはり、購買力を持った人口大国の中間層がターゲットとして魅力である。

ギリシャ危機でユーロ経済圏も今や嵐の中にあり、南北アメリカも繁栄しているとは聞いていない現状では、暫く全世界は中国に期待せざるをえない。

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