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朝青龍

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元横綱朝青龍(ドルゴルスレン・ダグワドルジ)の断髪式が昨日、10月3日両国国技館で行われた。

会場には森喜朗元首相やモンゴルのバトボルド首相及び多くの政財界要人約360人がハサミを入れ、師匠だった高砂親方(元大関朝潮)が最後に大銀杏を落とした。

彼は現役時代に歴代3位の優勝25回の記録を立てたが、数回の不謹慎な行動を指摘され角界を去ることとなった。

筆者から見れば、朝青龍は彼の現役中、不謹慎で、横綱の品格にふさわしくない言動を重ねたことで叱責され引退を余儀なくされたが、日本の相撲界の「常識」が彼から見て異常であったのではなかったのかと思っている。

朝青龍が何年日本で生活したのか知らないが、言葉もわからない10歳代の子供のころから、日本人でさえも想像できないような特殊な相撲の社会で鍛えられ、横綱まで出世した人物はただの人間ではない。

若人らしい、人間らしい人物として筆者は彼の天真爛漫な性格を褒めるべきだと思っている。

誰から教わったかは知らないが、朝青龍は引退にあたって“自業自得”と云う言葉を使ったと聞いた。

普通日本ではこの表現を良い意味では使わない。

四字熟語では“自分の行いの報いを自分で引き受けること”とあり、注として、一般的に悪い報いを受ける場合に用いるとある。

筆者がそこでほほえましく思ったのは、昨日の断髪式での彼の行動を観察していて、彼はもしかして、自業自得を良い行動の報いと思っているのではないかと勘違いしそうになった程である。

彼が理想の人物の尊敬していたのが元横綱千代の富士であったらしいが、それを聞いて再び納得させられた次第である。

未だ30歳の青年である朝青龍、これから世間の常識を学んで大人物に成長してほしいと思う。

最後に彼を育ててくれた土俵にキスをし、思い切り大きなジェスチャーで拳を何回も振り上げて観衆の声援にこたえて去って行った姿は実に印象的であった。

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