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CAS冷凍法再考

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前々回のブログ(12/20/10)で紹介した㈱アビー(大和田哲夫社長)の発明になるCAS冷凍(Cells Alive System Freezing)は誠に無限の可能性を秘めたユニークな存在であると筆者は考える。

その技術は既に世界中10ヵ国以上でCAS 冷凍に関する特許を取得済みと聞く、千葉県我孫子にある中小企業であるが、㈱アビーの技術で三菱電機製がCAS冷凍機の市販を始めている。

大和田氏はこの技術が公にされてから世界の絶賛を受けて、今ではミスター・フリーズ(Mr..Freeze)と呼ばれているとか。

昨年の126日付、産経新聞は“隠岐の三セク「ふるさと海土」”の見出しでこの瞬間冷凍技術で離島にある海土町が如何に蘇ったかを報道した。

北海道夕張市は石狩炭田の中心都市として栄えたが2007年財政難で破たんし、今では夕張メロンの産地として再生を図っている。

筆者は夕張市がこの「CAS冷凍」を本格的に取り入れて町をあげてメロンの輸出を始めれば起死回生の起爆剤になるのではと考える。(但し、メロンがCAS冷凍法に適しているかどうかは判らないが・・・・)

夕張に限らず海や山の幸に恵まれている場所ならば、その地方の特産物を人口の多い都市部に新鮮な味をCAS冷凍技術のお陰で送り届けることが出来るばかりでなく、それらを産地に留め於いて端境期を待って高値で販売できる事で地方の財政の改善に役立つのではないかと考える。

“いわし”や“さんま”は秋の味覚として人気があるが、輸送にかかる経費を入れると採算が成り立たないのが常識とされてきたが、この技術で鮮度維持について問題が解消されたとすれば、これからは“産地直送”の物産として都会に於いても消費が促進されると考えられる。

現に隠岐島、海土町が何の変哲もない離れ島から、10年も経たない間で、今では、人手不足の活況で、留学生まで引き受け、奨学金も付与するまでになった理由を考える時、今後は日本の隅々まで「CAS冷凍技術」を活用することで都会と同じ感覚で産業育成に励む機会を得たのではないかと思考する。

このほかこの新冷凍技術は今後、生物、医学、医療分野でも活用が進むことが期待され、誠に無限とも云える可能性を秘めた将来性のあるものと考える。

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