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日本の伝統産業「和紙」

Photo( ひだか和紙製造機)

ひだか和紙有限会社(代表:鎮西まり子氏)

資本金:500万円、設立:1987年、従業員;14名、売上1億200万

ショウチャンが、本日紹介したい此の会社は上記のような小企業だが、やっている仕事の内容が素晴らしいと思うのでブログに取り上げさせて頂くことにした。

セールスポイント:

○手漉き和紙からの伝統の手法を、現代技術でアレンジして提供している。

○こうぞ原料処理から抄紙に至るまで、自社で一貫して製造。

○薄い紙は、3.5/㎡から抄紙する。

○その他、染色。噴霧塗装、スリッター、断裁等、各種加工引き受け。

和紙の産地は日本中にかなり存在しているが、ひだか和紙㈲の特殊性はごく薄の紙製造技術であり、手漉きの製造法を機械化した点にあるのではと筆者は考える。

既に、古文書の修復に貴重な材料として世界中で認められているところがスバラシイと感じた次第。

“ナノテク”と云われるごく小さいものを作る技術は日本が得意とする分野だが、“ひだか和紙”もその薄さと軽量の点で、まさに“ナノテク”なのである。

1㎡の紙の重さが3.5グラムは想像してみても可なり軽いのではないかと考える。

筆者は以前に関わっていた職業柄、国宝やその他の文化財修理の仕事ぶりを見ていて、古い経典や紙本の絵画、巻物等はすでに半分ほど炭素化してしまっている材料もある。

それらを修理するには、透視出来るほどの、ごく薄の紙が使われることが多い。

日高村、日下という谷合の里に土佐典具張紙協同組合10軒が集まって輸出典具帳紙協同組合が昭和24年(1949)に出来た。

初めのころには主にタイプライター用紙等を作って輸出していたが、「懸垂式短網抄紙機」が昭和44年(1969)に考案され、それが稼働してから“ひだか和紙”の方針が変わった。

伝統的原料処理の根本を生かしながら「和紙製造」という日本ならではの産業を守り、そこえ新技術を持ち込んだところに筆者は意義を見出した。

2009年3月5日、高知新聞掲載:「極薄土佐和紙、世界へ」

2009年11月20日、高知新聞掲載:「日高村のひだか和紙、世界一薄い和紙開発」

2010年1月6日、朝日新聞掲載:「四国経済インタービュー、薄さ0.02mmまさに神業」

ひだか和紙㈲の主な実績:1979年 高知県 土佐紙品評会最優秀賞の受賞

社長談“土佐典具和紙の手漉きから、時代の要求に沿えるように伝統の原料処理活かし、和紙製造一筋に取り組んでまいりました。時代ごとに変化する、お客さまの厳しい要求を頂き、解決することにより、自社の技術的グレードの向上、新しい技術の開発に努め、小さいながらも特色のある抄紙に育てて頂きました。”

代表取締役 鎮西まり子 〒781-2152 高知県日高郡日高村沖名3486-1

/fax: 0889-247857/0889-247858

ホームページ:http//www.hidakawashi.com/

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