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「ロシア」は一つではない

ロシア、あの膨大な地域に住んでいる人種は一つだけではない、中国でも、又、アメリカでもしかり。

しかし、単一民族の「日本人」からこの事実を正しく認識することは誠に難しい。

大半の外国では、政権が代わり、大統領が変わるたびに利益を受ける人種と、そうでない人種がいることは当然で、その極端な一例は最近のアメリカの政治を観察していれば判る。この場合、白人と黒人の問題である。

それなら現在のロシアを代表する人種は云うまでもなく「ロシア人」と思う人が日本では大半だろう。

筆者はフリー百科事典「ウイキペディア」で調べた。

そこには「ロシア人はロシア連邦の国民、或いはスラヴ系の民族である。

ロシア語では明確に区別されるが日本語では両者を区別しない曖昧な表現となるとある

つまり、ロシアでは“スラヴ系民族”と“ロシア連邦”が違った要素を持っているが、これは日本人には到底判定できないと定義している。

ウイキペディアはこれを二つの範疇に区分して、

   ロシア人、ロシア連邦国民(ロシアーネ)。同国の国籍保有者。-但し、ロシア南部のチェチェン地域などではこの意味での「ロシア人」と云う認識に抵抗を示す人々も少なくない。

   ロシア人、ロシア民族(ルースキエ)。

東スラヴの一つの民族。

一つの考えでは、ロシア人=東スラヴ人に属する民族。

ロシア語を母語として話す。

ロシア連邦(80%以上)・ウクライナ(17.3%)・ベラルーシ(11.4%)などを中心に、旧ソヴィエト連邦構成国に広く居住する。

ロシアでは最も人数の多い民族集団と云うのが一般常識で、これ以上は判らず、専門家の加筆を募集している。

日本が「日露戦争」で相手にした主たる民族も複雑でとても判定され得ない。

ただはっきりしているのはロシア革命以前には「白系ロシア人」は存在しなかったことである。

これも別項のウイキペディアで調べると、(White Russia,or White Émigré)とは、ロシア革命後、ロシア国外に脱出或いは亡命した非ソヴィエト系旧ロシア帝国国民(ロシア人)のことと定義している。

勿論この中にはロシア人に対する白ロシア人(現在のベラルーシ人)を白系ロシア人と誤用している例も少なくない。

「白」とは共産主義=赤に対する白。帝政の復活を希望して、革命軍と各地で内戦を起こしていた軍人に代表されるインテリ層のロシア人。

革命集団(主にユダヤ系?)に反旗を翻した、貴族、聖職者、地主、銀行家、資本家、企業幹部から下は自作農まで“生産手段を自前で持つあらゆる階層出身者は人民の敵とみなされ(白)烙印がおされた。

その後「ソヴィエット政府」による弾圧で、ウクライナ系やポーランド系、ユダヤ人(人種に関係なくユダヤ教信者)が多く国外追放された。

1917年以後、(ロシア革命、バルフォア宣言)ポルシェヴィッキとの戦いに負けた集団、共産党政権から迫害を受ける危険を感じた人たちが国外に逃れた、集団を総称して一般に“白系ロシア人”と呼ばれるようになった。

日本関係では、革命後民族的ロシア人の他に、多くの非ロシア人であるポーランド人、ウクライナ人等が日本に亡命、便宜上、ロシア語を話したことから日本では単純にロシア人として扱われた経緯がある。

戦前に当時日本領であった南樺太に亡命したが、戦後その地がソヴィエト領となった為、主に北海道に再亡命した白系ロシア人も少なくなかった。

ウイキペディアでも現在日本に、どれほどの白系ロシア系の子孫が存在するかの明確な統計はないが、それらの人たちを少数民族として認識していない。

しかし、白系ロシアの血を引く日本人の数は少なくないとコメントしている。

日本政府は所謂「北方領土」交渉で、相手が「赤」か「白」か、を見極めることを考慮しているのだろうか?

プーチン首相、ベノジェーエフ大統領は、筆者のみるところ「赤」系統だと思うのだが。

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