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折る刃、オルファーは世界ブランド

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筆者がかねてからスバラシー発明と思っていた「折り刃式のカッターナイフ」

の由来が“日本発、アイディアーの文化史”として産経新聞によって判った。(33日産経新聞)

これは頻繁には使わないが、手元にないと困るもので、家庭でも仕事場ででも重宝がられている器具「Olfa」。

カッターナイフ製造で国内トップ、オルファー株式会社(大阪市東成区)の岡田良男(故人)がその発明者。

同社企画部係長岡田将生氏(35)によると、当時20代の青年良男には製品化の資金がなく、アイディア自体を刃物メーカーに売ろうとした。

しかし、すぐには買い手がつかなかった為に昭和34年「折る刃」式ナイフの実用新案を出願した。

良男氏は当時印刷会社に勤めていた

半世紀以上前では、紙の裁断に使われていたのは小刀かカミソリの刃であった。

これらの材料は業務で酷使すると切れ味が劣ってしまうと実弟の三朗氏(76)が愚痴を言っているのを聞いて、“切れにくくなった刃の先端を折って、次の部分を先端にして使えば切れ味が変わらない刃”が出来るのではとアイディアーを思いついた。

この考えにたどり着いたヒントは、ガラスの破片で紙を切っていたが切れ味が変わるたびにガラスを割って使った経験と、アメリカの兵士がくれたチョコレートが切れ目通りに割れる仕組み、の二つのポイントを組み合わせたものだった。

良男氏は、そこで印刷会社を辞めて岡田商会を設立、手始めに町工場に「折って使う刃」3000本を注文したのが事の始まりであった。

今の製品にするまでには、かなりの紆余曲折があったが、昭和42年には三人の弟を集めて岡田工業を設立。

商品にはブランドが必要になり「折る刃」の聯想から「OLFA」(オルファ)とした。何故OLHAとしなかったのは、海外ではHを発音しない国があるからであった。

昭和59年になって、社名をこのブランド名に変更、現在では100カ国以上に輸出、国内の需要と半々にまで発展している。

同社の作る品種も百種類超になっているらしい。

今では炭素鋼で出来た刃のサイズ、折れ線の角度等で他国製のものを席巻して後続を許さないところがスバラシイ!

YKKファスナーと共にオルファーは日本が世界に誇る優れた商品になっている。

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