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老舗百貨店戦国時代の行く末?

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老舗百貨店の錯覚は未だに改められていないように思えてならない

大阪高島屋が増床して、今度はメンズウエヤーに主眼を置いているらしい。

詳しい事情を知るわけではないが、百貨店商売の将来を考慮すると、何か空恐ろしい感じがしてならない。

我が国の老舗百貨店の前身は殆どが呉服商であった。そこに何か、きらびやかなイメージ追及のビジネスポイントが置かれて、未だそこからの脱却がされていない感がある。

先ず殆どの大百貨店は公共交通のセンターに位置した、云わば大きな箱モノと云う感じがする。

半世紀以前ニューヨークの老舗百貨店がこぞって市街に脱出したことがあった。

それはモータリゼーションの発達で車での買い物が難しくなったことがその主な理由だったが、果してこれがアメリカに定着して続いている。

日本とアメリカでは大いに事情は異なるが、最近の傾向で目立つことは顧客のブランド思考からの離脱で、この傾向は今後さらに増幅するのではと思える。

百貨店は自己生産に頼れないビジネスで、どちらかと云えば不動産賃貸業に近い。

それなら百貨店=なんでも屋と云うイメージをこの際払拭して、むなしい競争戦争に陥るまでに、地面に足のついた手堅い手法を打ち立てることに努力をしなければ、近い将来、百貨店総倒れになるようなことになるのではと考える。

関西のビジネスの神様と云われた小林一三の精神は未だに健在であるが、それは殆ど一世紀以前の神話である。

動産価値の低落で、今では都市郊外にいくらでもまとまった土地が求められる。

危険を分散させる意味に於いても、都市集中の考えを改めて、アメリカ型のビジネス方針に切り替えるべきだと筆者は考えるのだが。

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