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温家宝中国首相東日本被災地を慰問

中国の温家宝首相が5月21日東京で開かれる「日中韓首脳会議」の為日本にやってくると北京共同の報道として京都新聞で知った。

温家宝氏はその折、東日本地震津波の被災地を訪れ、非難生活を送っている人々を「慰問」するらしい。

札幌医科大学教授で物理学者高田教授は、アメリカ科学雑誌「サイエンティフィック・アメリカン」の2010年7月号“中国核実験は多数のひとを殺し、次世代を運命づけたのか?”、“中国が40年に亘り、核爆弾を爆発させたことで、放射能の雲は住民の上を覆った”と云う見出しの記事を掲載したことを指摘している。

1964年から96年までに40回、ロブノール地区を中心に核爆発実験を実施、周辺の数十万の住民が死亡した可能性を同誌は指摘している。

現在 英国やトルコを拠点としてウイグル人の放射能被害を研究するアニワル・トヒティー医師が、高田教授と「ロブノール・プロジェクト」と云う共同研究を進めている。そこで高田教授は“新疆ウイグル地区で放射能汚染の為、19万4000人が死亡、120万人が白血病などを発症したと発表している。

「サイエンティフィック・アメリカン」は、アメリカだけでなく国際的評価が高く、同誌が正面から報道した“シルクロードの核汚染”はその事実を否定してきた中国政府にも厳しい詰問となる“は真実味のある話題として筆者もとらえたい。

中国での核実験では、核の防護策がずさんで、被災したウイグル人に対する充分なケアーもなされず、129万のうち、多くが死亡したとみられる。

(中国核実験で19万人急死、被害は129万人に札幌医科大学教授が推計、2009年4がrす30日 産経新聞)

日本ウイグル協会も“旧ソ連では最低でも核実験を実施する地域を封鎖した。其れに対し、中国では現地の住民に知らさずに行った。その被害者はウイグル人にとどまらず、漢民族からも犠牲者が出て、人命をモルモットのように扱った”と発表。

1964年から96年までにシルクロードを訪問した日本人、27万の中には核爆発地点のごく近くや、「核の砂」の汚染地域に立ち寄った恐れがあり、今後こうした日本人への追跡調査が必要と高田教授も述べている。

中国北部の草原を対象に現地調査を行ったところ、深さ2センチまでの表土から比較的高濃度の137Csが検出された。

大陸の草原では 最近、砂漠化が進んでおり、丁度10年程前中国の北部は深刻な旱魃条件下にあった。このため特に2002年の春季には137Csを含む砂塵のはっせいが顕著になった。(@ 土壌環境研究領域 木方 展冶研究員、2010・03)

温家宝首相は、過去の中国政府が新疆ウイグル地区で行った度重なる核爆発実験により僅かでない人命が失われた事実と、それに対して中国共産党政府がどのような対策を講じてきたかを充分承知の上で、今回の訪日の際、大船渡市他、震災地を訪れ被災者にどのような慰問の言葉を述べるのだろうか。

高田教授は、NHKが永年、シルクロードの番組を放映し、多数の日本人観光客に核汚染の危険を知りながら事実を聴取者に知らすことをせず中国の核爆発実験について一切沈黙してきたことを遺憾と考えているが、其れに対してNHK側は、その(放射能汚染)事についての認識は、放送当時も現在も持っていないと回答している。

戦後国連理事国等が実施した核爆発実験のデーター記録の公表を日本の政府は要求し、今後の「核」に対する共通した対処認識をただすことが必要と考える。

今後の原発施設建設基準を作成、それを全世界が監視、検閲する部門を国連に設立して「世界のスタンダードを打ち立てることはできないものだろうか?

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