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チェルノブイリから学ぶべきこと

1986年ソ連、チェルノブイリ原発事故から5年間、放射能汚染除去作業の責任者:ユーリ・アンドレエフ氏を電話インタービューして直接、東電福島原発被害についての感想を聞いた産経新聞(4/2)の記事によると、ユーリ氏は「福島」では先ず、東電に関係のない独立した技術者特別チームの編成を急ぎ、被害の程度を早急に公表すべきであると言っている。

ユーリ氏はさらに、2号機は炉心や原子炉圧力容器が溶融している疑いが濃厚で、被害の程度は日本の発表の5ではなく、6以上であり、チェルノブイリの7に近いことを示唆している。

ユーリ氏はさらに、会社は利益優先なのでチームからは東電の関係者を外すこと、そこで、幅広い知識を持つ経験豊富な技術者を日本中から集めて特別チームを編成すべきことを強調している。

ユーリ氏も当時チェルノブイリでヘリから放水したり、原子炉の下に穴を掘ったり、無意味な作業で時間をとられたことを述べ、最後には核燃料は既に溶け出して残っていなかったとを正直に語っている。

ソ連当局は最初、事故の原因と規模を隠し、そのため状況を悪化させたので、日本の場合は今後、原子力政策と安全規制を同じ経産省に集約することを止め、完全に独立した委員会を作る必要を指摘している。

チェルノブイリでは「石棺」を作って放射線の放出を防ごうとしたが、これは残った他の原子炉の運転の継続を考えていた為で、福島では全部の廃炉ならば石棺は必要はいとの意見。

ユーリ氏はさらに、チェルノブイリでは原発の汚染除去に2年がかかったが、土壌や環境汚染除去は事実上不可能なのでそのまま放置されているとのこと。

「フクシマ50」と報じられた現場作業員はあまりにも少ない、これを5000人以上にすべきで、もっと完璧な防御服の着用が必須で、彼等は確かにサムライだろうが、出来ればロボットを多用することを進めている。

工場施設を2年かかって除去した後、周辺30キロはそのまま放置したと簡単に述べたユーリ氏だが、これは広いロシアでは問題ないとしても我が国では将来大きな問題ではないかと危惧している。(産経3/2‘11)

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