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フランスからの贈り物

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フランスは東日本大震災発生直後から日本への支援を申請、日本からの情報の提供を待っていたが、結局返事が得られなかったので、サルコジ大統領自身で日本に乗り込み、菅直人首相と直談判して、特殊ロボットの提供他、フランスが原子科学の先進国として仏原子力庁(CEA)、仏電力公社(EDF)、仏電力大手アレバ    からの「支援OK」を勝ち取った。

(三陸大津波の写真)

このたびのサルコジ大統領の訪日にはフランスのコシウスコモリゼエコロジー相、ビゴCEA長官、に加えて、5人の専門家を従えたアレバのロベルジョン最高経営責任者(CEO)、ルビュサール放射線防御原子力安全研究所(IRSN)所長、ジャメASN委員等、いわばフランス政府総出の専門家団体派遣旅行となった。

フランスの言い分は誠に筋が通っている。

フランス国内の世論、“この期に及んで与野党、政府、東電の間で責任のなすりあいをしている時ではない”(仏記者)があることに加えて、“東電が海水投下を決めたのは遅すぎた、海水で廃炉になるのを恐れたのでは、と云った疑問があったので仕方なく大統領自ら日本の説得に駆け付けた”(仏記者)。

フランスは国内に59基の原発を持つ“原発王国”であり今回の事件発生直後から情報の分析を行い注視し続けていたとのことである。

今回の事故は世界を驚愕させるような規模の大地震、大津波であったが、それらに加えて「核爆発」と云うこれまでになかった憂慮すべき問題が起こったからフランスは国会の決議を経て今回の大統領(サルコジ)派遣になったのだろうか?

それとも、度重なるフランスからの警告を日本が受け入れないのでやむを得ず大統領が直々に自分の判断で東京まで飛んできたのだろうか?

我々は謙虚にフランスの好意と技術支援に感謝するべきであると思う。

これは筆者ぼ素朴な質問だが、日本に最も緊密な関係を保っていると思われているアメリカからも元首の訪問を受ける以前に、滅多に来たことのないフランスから忽然としてサルコジ氏が飛んできてくれるとはさぞかし菅直人首相も驚いたことであろう。

筆者は、これがフランス外交の真髄なのかと、今更ながら教えられた思いである。

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