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憂国

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2009年9月、民主党が総選挙の結果「大勝」を博した。

その時の民主党代表であった小沢一郎の心境は恐らく天にも昇りつめたような異常な状態ではなかったかと想像する。

何を思ったのか、小沢一郎の最初に行った公式的行為は、数百人の若手新人の議員を引き連れて北京に赴き、胡錦涛中国共産党主席を訪れて彼らに握手させた。これは何を意味するのか小沢には判っていたのだろうか?

当時の小沢は「自分は日本の次期首相」と信じていたに違いないと筆者は確信する。

その人間が頼まれもしないのに(事前調停済み?)、“今後私ともども宜しくお願いします”と、他国の代表者にお辞儀して、今後日本を牽引する野望に満ちた若人たちと握手させた時、小沢の行ったことは明らかに「越権行為」であった。(未だに誰もこの行為を公式に追及していない)

対中国との主従関係も決定的となり、国民に小沢は国民の預託なしに世界に恥を売ったと言われても仕方がない。

小沢は次に、中国の次期代表との噂のある、翌近平氏を、宮内庁を強引に説き伏せて、天皇に謁見させる工作をとり、自分の存在感を誇示すると言う誠に幼稚極まる手段を強行した。

雑誌「選択」3月号では“群狼の咆哮の前で震えている子羊”と今の日本の対外姿勢を形容している。

自国の領海を侵犯され、衝突事故まで起こした漁船長を中国の要求通り釈放した弱腰の外交姿勢を確認したロシアのメドジェイエフ大統領、みずから、永らく日露間の重要懸案事項となっている「北方領土の国後島」を訪問、今後は北方海域を要塞化すると発表した。

上記一連の出来事はすべて民主党が政権の獲得を果した後に発生している。

何故このような傍若無人な、いわばめちゃめちゃな暴挙を隣国が始めたのか?

それは、現在、我が国が東日本大震災のさなかで身動きもできない状態にあるからかも知れない。

前首相鳩山由紀夫がアメリカ大統領に大見えを切った後、“少なくとも県外”にすると云った沖縄米軍基地移転の案件も一歩の前進もしていない。

それで日本がゆいつ“友達”と信じているアメリカからどうして信用されると思えるのだろうか?

東日本大震災は全く予期することのできない事件であった。

しかしこの事後処理を間違うと、第二の“チェルノブイリ”となり、海外から何事につけ警戒されて、観光事業はおろか人の往来も途絶えがちな世界から隔離される国家になるのではと心配がある。

かって19世紀に朝鮮半島につけられた不名誉な名称、”Hermit Country”(隠者の国)になり下がる日本を決して望まない。

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