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マークトウエインの122年前の予言

Photo この写真は,A history of US(1865-1890)"アメリカの再建”著者:Joy Hakimの最初のページを飾る、19世紀後半の「新文明開化」の頃の象徴的シーンを描いた挿絵のコピーである。

南北戦争後、大陸横断鉄道が完成し、西に向かって拡張を続けるアメリカと新時代文明の開花と力に自信に漲っていた一こまを如実に描いている。

著者ハキム氏はこの図と文豪:マーク・トウエイン(1835-1910、Mark Twain,本名:Samuel L.Clemens)が詩人、ウオールト・ホイットマン(Walt Whitman(1819-92)の70歳の誕生を祝って書き送った手紙の文章をそのまま書いている。

即ち”ウオルト・ホイットマンえ、あなたの生き抜いた70年こそは人類にとって最も偉大で有益な時代であります。この70年は過去5世紀の中で人類と他の動物の知恵がさらに広がった時でもありました。(進化論?)

あなたは何と沢山の発明を見たことでしょう!、アイロン、蒸気船、鋼鉄の船、鉄道、綿繰り機、電信、蓄音器、ガス灯、電灯、ミシン機・・・それらはすべて奇抜ですばらしい発明で、あなたはそれをすべて見て生きられた、だがもう少し見ていて下さい、本当の文明の発展はこれからです、これから30年もすれば、ますます科学は発展を続けて、今まで想像もできなかったことが、恐るべきことが起こり、またさらに発展するのです、あなたはその進展のすべてを見ることでしょう!” 1889年5月24日 マーク・トウエイン

これはマークトウェインが詩人の友人ホイットマンの70歳記念日に書いた手紙だが、ちょうど南北戦争が終わり、アメリカにおおいかぶさっていた暗雲が風と共に去った後、カリフォルニアやネヴァダに金脈が見つかり、ゴールド・ラッシュに湧き、大陸横断鉄道の完成と、フロンティアーの西進が進み、ダーウインの進化論がもてはやされて、国土の拡大に湧きかえっていたころの「金ピカ時代」のアメリカをマーク・tプエイン自身も意識して書いた手紙として貴重だと思われる。

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