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世界のメディア王、マー^ドック氏の大ピンチ

News_of_the_world

世界的メディア王の代名詞、ルパート・マードック(80)、創刊168年と云う英国の日曜大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ウオールド」(News of the World)社内スキャンダルが騒がれ出した先週、早々と廃刊を決意、10月号を最後に正式に最終版(写真)を発表、問題が社主に及ぶ以前に幕引きを図ったがまさに時、既に遅しの感があった。

英国皇室、有名人、政治家を中心にした一連の盗聴によるニュースの取得の犯歴は実に05年度までさかのぼり、これまでにワールド紙盗聴に加担した私立探偵5人まで逮捕されている。

決め手は、今月初め誘拐殺人事件の被害者、当時13歳の少女の所持していた携帯電話もニュース・ソースの手段として利用していた事実が判明して英国社会の大衆からも非難がまきおこった。

これを聞いたキャメロン首相も“吐き気がする”と云い、刑事捜査を見守りながら、時期を見て「公聴会」を開くと約束した。

ニューズ・オブ・ザ・ワールドの盗聴事件をめぐり贈収賄疑惑など本紙との癒着関係が問題になるなか、警視総監ポール・スティーブンソンが辞任を発表、ワールド紙元副編集長との個人的な関係についての「憶測」からだと釈明しているが、ロンドンの警視総監にまでこのスキャンダルの疑惑が及んでいるところ、少し種類は違うが、1920年代アメリカで禁酒法や脱税、殺人で騒がしたアル・カポネを思い出させる程の乱脈ぶりである。

ワールド紙側が警察当局者に現金を渡し、英王室の電話番号リストなどの情報提供を受けていた疑惑以外に、警視庁が捜査に手心を加えていた懸念もあるとのこと。

07年の王室関係者の電話盗聴事件でワールドの記者ら2名が逮捕され、実刑判決を受けた。その後も、ワールドのより広範囲な盗聴疑惑が報じられたが、警視庁は捜査に消極的で、「新たな証拠は見当たらない」としてもみ消しをはかった。

考えるところ、一連の事件の火元はワールド紙のレベッカ・ブルックス元編集長(43)ならびに、「警視庁内部」と思われ、盗聴の共謀と警察への贈賄容疑だが、筆者の考えるところ、此の事件は根が深く、いずれはユダヤ系社主、ルーパート・マードック氏に迄波及する懸念がしてならない。

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