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野蛮な伝統「イルカ漁」

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伝統には良い伝統と、良くないものがある。日本の「イルカ追い込み漁」は前者に属するものであると筆者は考える。

我々も“世界の世論”に耳を傾ける必要がある。悲しいかな現在の世論の声は西洋から聞こえて来る、何故なら日本には世界の世論をコントロールできる発信手段、媒体(メディア)を持っていない。

ギリシャ時代から西洋文明(ヘレニズム)の基礎的知識として「イルカ」は人類の友として取り扱われ、イルカに乗った少年の彫刻迄残っている程である。

19世紀では蝋燭やランプの灯油を採取するために多くのクジラを捕獲していた西洋諸国も化石燃料が発見されてからはクジラを捕らなくなった。

これは人間にとって必要がなくいなったからで、文明や伝統には関係がない事柄である。

毛皮にしても、毛皮にかわる化学繊維の発明いら、羊毛と共にマーケットから姿を消した。

イルカ捕獲は日本の他、世界の数か所で行われている。ソロモン諸島、ペルーや南太平洋を中心に伝統的に続けられているが、その内、最も多数を捕獲しているのが日本である。

2009年、この漁に対し批判的映画「ザ・コブ」(COVE)が公開されて、国内外で強い批判が広がった。

筆者もこれは当然な現象であると考える者である。近代先進国日本の恥部(西洋の常識)を公開されて、これに異論を唱えると不利な結末を呼び込むことになる事を憂慮している。

漁師の考えでは、イルカは害獣と思われていることは確かである。自分達の商売の糧を大量に横取りするイルカやアシカは憎らしいと思って当然である。

最近では、ニホンザルや鹿が植物を食い荒らして被害が出ている。しかし我々はこれを常識の範囲で「間引く」ことはするが無制限に捕獲して殺戮するようなことはしない。

1942年にイルカの大規模な回遊が見られたとき、静岡県近辺の海で2万頭のイルカの漁獲が報告されている。

対馬でも、1960年に200~300頭の漁獲が報告されている。(グーグル、ウエキペディア)

誰でも、例えば、和歌山県白浜にある“サファリ・ワールド公園”でシャチやイルカの曲芸を見て、彼らが如何に人間に馴染んで遊んでくれる様子に感激を覚えない人は少ないと思う。

現在の法律では、イルカ漁は都道府県知事の許認可事項となっているとのこと。

此の際、政府は全国に呼び掛けて残酷な「イルカ漁」が将来、二度と行われないようにしていただきたい。

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