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タバスコ(tabasco)

Tabasco_gallon_bottleタバスコ大瓶)

「タバスコ」は最近我が国でもピザやスパッゲティーもしくは、目玉焼きタマゴに振りかけて楽しむ人も多くなった、戦前では馴染みの薄い調味料であった。

白い菱形のラベルの上に緑色の文字、赤唐辛子と酢の混じった独特の香りと、ピリカラの赤いソースはメキシコ原産と思いがちだが、実は、これがアメリカ南部、ルイジアナ州の商品なのである。

南北戦争で北軍がニューオーリンズに侵入してきた1862年、銀行家、エドモンド・マックレニー一家は、郊外ケジャン郡のエーヴリー・アイランドに非難した。

マックレニーはその場所が岩塩の丘であることを偶然発見した。

当時、塩は食肉の貯蔵に必要だったので南軍がそれを使っていたが、やがてそこは北軍に占領されて、マックレニー一家はテキサスに逃れた。

戦後、そこに戻ってみると、荒れ果てた我が家の庭に以前友人から贈られた唐辛子が実を付けていた。

エドモンドはそれら唐辛子の実に塩を振りかけ、酢と麦芽汁を加えて、暫く熟成させることとした。

出来上がった赤い汁をオーデコロンの瓶に詰めて、最初、知り合い達に配ったところ、それが次第に珍味として評判が良かったので、彼はそれをメキシコの地名をとって「タバスコ」(Tabasco)と命名した。

マックレニー会社(Mcllhenny Company of Avery Island.Lousiana)は1868年、商標登録を得て目出度く門出した。

エドモンドは1890年他界したが、それから、代々、そのビジネスはマックレニー家内で継承されている。(現在の当主は6代目)

間もなく近くまでサザン・パシフィック鉄道が、岩塩輸送の為に敷設され、タバスコもその恩恵に浴して販路を広め、その後家業はますます繁栄し、今ではタバスコは世界各地で見られるようになった。

有名になったタバスコ・ソースは世界各地から買収の引き合いがあったにも関わらず一家は伝統を守りつつ繁栄している。(生産量:年間約5000万本)

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