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外貨価値の下落と「円」

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昨日ユーロが日本円に対して心理的な節目と思われていた1ユーロ=100円を切った。

2008年には一次、169円だった価値が100円と云うことは40%程の下落を意味する。

その頃米ドルは対円120ドル、だと記憶するが、現在では、約77円、即ちこれも43%の下落である。

経済通でない筆者でも、この現象が、日本の経済隆盛をうけて「円」が外貨に対して価値をあげたのでないことはハッキリしている。

その反面、最近アメリカでは一次倒産寸前の状態まで沈んでいたビッグ3(フォード、GM、クライスラー等の自動車が売上高の上昇を見ているとのこと。

ユーロ価値の低下で、ドイツは自国貨幣マルク価値との差で実質的に貿易黒字となっているとも云われている。

その間、日本製品は円高で輸出は落ち込み、大企業はおろか、傘下の中小企業までが生産拠点を海外に移転させて損害を食い止めるのに必死の状態である。

これからは次第に国内で雇用不安が加速、失業問題に進むことは明らかである。

これは“経済戦争”ではないだろうか?

米国財務省は、日本の財務相が、円高是正防止目的の円売り、ドル買い市場介入を行った際、それの不支持態度を表明したと云われている。

アメリカの牽制によって、たとえ少々、円高になっても日本政府は「円売り」をしないと云う“期待”が最近の円高トレンドを生んでいるのではないかと筆者は考えるようになったが、間違っているだろうか?

窮状の日本経済を立てなおす手段を思考して、国民生活を守ることが政府の役目である限り、新年に当たって日本政府は決然とした自国の態度を世界に示して欲しい。

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