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明治以来のドイツ崇拝心

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2008年に対円で169円台を保持していたユーロの価値は昨日(12/17)では101円まで下がった。これが何時まで続くか判らないが、最近、東京で行われたドイツ車、BMWは販売価格をさげていない。

欧州勢を中心とした外国製高級乗用車の国内販売価格がなかなか下がらない。

これには、既存の外車愛好家が、為替の変動に合わせた急激な価格変動を好まないと云う誠に不思議な心理的傾向を指摘する専門家もいる。

高値の時から既に40%も値を下げているのに輸入車販売会社は販売価格をそのままにしても売れるのだから、これほど「美味しい」商売はなかろう。

反面、百貨店やスーパーでは輸入ワイン、高級食料品は「円高還元セール」などで湧いているが、ドイツ車を中心とした大衆車を含めた所謂、外車の花形車種の販売価格は値を下げなくとも売れると云う。

国内に販売拠点をもつ、これらの車種を取り扱う外車メーカーは、一般的に為替変動の影響を最小限に抑えるため、長期的輸出計画をたて、価格を変動させない仕組みを採用していると云い訳しているが、それは、何時も品薄の印象を買い手に植え付けて、購買意欲をあおっているとしか思えない。

我が国には明治の頃から“ドイツ製”崇拝の心理が働いているのも一因。

それと既存ユーザーへの配慮と同じ車種の中古車の価格に対する配慮も無視できないと云う。

フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは「円高傾向が強まれば価格を引き下げることも検討する」とまことに悠長な発言をしている。

ここまで来ると、これは日本人の「外車崇拝」と云う不可思議な心理を逆に利用した悪徳商法と云われても仕方がない。

或るディーラーは「外車」を安くすれば、それは既に外車ではないと思う顧客も少なくないと云うのだから、ここに至れば“何をか云わん”が筆者の結論。

米ドルは、昨今では、77円、去年初頭の120円から40%前後の円高傾向にある、従って、今後はアメリカ製の車を輸入することも考慮の対象となり得るのでは?(産経新聞、12月18日、記事参照)

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