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モーリシャス・ブルー

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19世紀に英国の植民地モーリシャス諸島で発行された有名な郵便切手がある。それを称して”Mauritius Blue”(青いモーリシャス)と云う世界で最も有名な切手がある。それは表面にpost paidと書くべきところを、post officeと印刷され発行されたerror stampだからである。このことと今日のブログの内容はあまり関係がない。

西インド洋に楽園として知られる「セーシェル諸島」(Republic of Seychelles)が存在する。それはモーリシャスの北、アフリカ大陸から1300kmほど離れたインド洋に浮かぶ115の島々からなる国家で、イギリス連邦加盟国である。

ところが最近、中国がここに軍事基地の設立を検討している。人民日報系の環境時報が、去る3日報道したところでは、セーシェルは海賊たいさくのため、国内に軍事基地を作るように中国に要請、中国はこれの実行の可能性を検討中。これを証明するかのように梁光烈国防部長(国防相)が最近セーシェルを訪問した。記事によるとセーシェルは2004年、既に軍事協力協定を締結済みで、中国はそこで50人程の軍人訓練を始めている。此のたび国防相の派遣は35年以前の国交樹立以来、初めてと云われている。

ところがこれらの島々からあまり遠くないところに、イギリスがアメリカに貸与して軍事基地としているディエゴガルシアと云う小島がある。

ここにはアメリカ軍の航空基地もあり、湾岸戦争、アフガニスタン攻撃、イラク戦争の空軍の出撃基地として最重要拠点でもある。

中国が、表面的には海賊掃討とは言っているが、今後はスリランカとアフリカを結ぶシーレーンとしてセーシェル、モーリシャスに進出を企てることになれば、将来、必ずやユーロ諸国及びアメリカとの軍事的摩擦を呼ぶ可能性大と危惧される。

最近、ドイツが主役となって、中国の進出に対して団結している。

この辺の事情を詳しくわきまえずに「白人」に弓を引いたアジアの強国を過剰自認した日本は一敗血にまみれた。

もし、中国がセシェルまで手を伸ばせば、今後どのようなことになるか、今後の世界情勢は強国ロシアを交えて複雑化するのではと心配である。

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