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陳光誠事件を見守ろう

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「食足りて礼節を知る」とは何処の、誰の言葉だったのだろう?

先日、「大使館を出なければ、妻を殴り殺す」と中国当局者が米側を通じて、北京のアメリカ大使館に保護されていた盲目の人権活動家・陳光誠氏に投げかけた伝言であったと云われている。

実際にこれが事実ならば、中国政府当局の役人は正に暴力団か闇組織構成員に近い性格で、これは脅迫行為でしかない。

その後、陳氏は大使館から出て北京市内の病院で家族と再会した。現在アメリカ側は中国側の圧力を否定、「陳氏の安全は保障される」と述べていると云うが、それには具体性が見られない。

「妻を殴り殺す」との脅迫で一旦逃げ込んだアメリカ大使館を出て、病院に移ったことは、脅迫に対してアメリカがある程度の妥協を示したことで、“窮鳥懐に入れば漁師も・・・・”と云う例え通りにはなっていない。

世界第二の経済大国、中華人民共和国のモラルは健全とはいえないばかりか、今回の陳氏事件は彼等の人権抑圧の実態が顕在化した大事件と云えない事はない。

盲目でありながら、軟禁されていた自宅から          怪我の体を引きずって8時間もかけて北京につき、結果、アメリカ大使館に保護を求めた。

クリントン国務長官をはじめ世界のメディアも今後の事件の進展を注視、中国側としても、今まで恒常的に行ってきた仕打ちで、すべてを抹殺することは出来ないのではと思われる。

最近では何処でもネット社会が広がり、情報がリークしやすくなった、全世界のメディアがアンテナを張り巡らして監視している。

重慶の実力者、薄煕来氏の失脚事件と国内の権力闘争の詳細も既にアメリカに漏えいした。

陳光誠氏に関する事件の進展を注視、彼らが家族ぐるみの亡命を果せば、アメリカの面目躍如となるし、その反対の結果に終われば、アメリカが中国の影響力に屈したことが明らかになると云う誠に微妙な「綱引き」ゲームを監視したい。

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