« アメリカのエネルギー事情の展望ー2 | トップページ | お詫びと訂正 »

アメリカ人口の推移と日本の人口問題

Photo

筆者は最近自宅の物置から、1867年発行のアメリカの歴史教科書を発見した。(Pictorial History of the United States,Pub.by E.H.Butlar & Co.)

この教科書は恐らく、我が国ならば中学校程度を目指したものであるが、最後が1865年のリンカーン大統領の暗殺と、事件後、アンドリュー・ジョンソン副大統領が大統領(17代)を引き継いだところで終わっている。

勿論、そこにはアラスカ領は東ロシアとして扱われているし、ハワイに関する記述はない。

インデックスにあった、その頃のアメリカの人口を見ると、総人口は306万である。

各州での人口分布別を調べると、①ニューヨーク(388万)②ペンシルヴァニア(290万)③オハイオ(234万)④イリノイ(171万)⑤インディアナ(135万)⑥マサチューセッツ(123万)⑦ミズーリ(118万)⑨テネシー(111万)⑩ジョージャー(106万)となっている。

2010年発行のニューヨーク・タイムズのアルマニャックによると、2008年現在のアメリカの総人口は3億406万で、1867年(141年以前、慶応4年)と比較して略100倍の増加を見ていることが判る。

明治5年の日本の人口は3480万であったが、現在では大略1億2000万として、多く見積もって、それから3.5倍にしか増えていない。

国土の広さを考えると仕方が無いとも思うが、アメリカと日本の国力の差は人口の面からも歴然としていることが判る。

そこで現在、アメリカの何処に人口が集中しているかを調べると、①カリフォルニア(3675万)②テキサス(2432万)③ニューヨーク(1949万)④フロリダ(1832万)⑤イリノイ(1290万)⑥ペンシルヴァニア(1244万)⑦オハイオ(1148万)⑨ミシガン(1000万)⑩ノース・カロライナ(922万)と人口分布が19世紀当時より可なり変化していることが判る。

日本では間もなく、人口が1億人を切るのではと憂慮されている。中国も人口政策の失敗から今後、老人の比率が高くなり、一人っ子政策の影響が顕著となり国力が衰えるのではと憂慮されている。

我が国がこれまで移民政策に極端に消極的政策を引いてきたツケが、今後取り返しのつかない結果を生むのではと心配になる。

この移民問題をどのように修正して行くかは、今後の教育にかかっていることは云うを待たない。

|

« アメリカのエネルギー事情の展望ー2 | トップページ | お詫びと訂正 »