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国民に誇りと自尊心を与えよ!

Photo ネルソン提督

ホレーショー・ネルソン(Horatio Nelson,1758-1805)はイギリスの誇る、稀代の海軍提督であったし、今後もイギリス帝国が続く限り「英国の誇り」として名を残すものと考える。

ネルソンはナポレオンを宿敵と考え、命を賭して国の為に尽くした英雄であった。

ナポレオンのエジプト遠征のおり、アブキール湾でフランス艦隊に大打撃を与え、ナポレオンを震え上がらせた。その時、ナポレオンは密かに夜陰に紛れて帰国して難を逃れた。

ネルソンはその時の功績で子爵の位に叙せられた。ネルソンはナポリ王国駐在大使夫人、エマ・ハミルトンと不倫の関係となり、当時の英国上流社会からの顰蹙を買ったが、軍人としては数多の手柄を打ち立て、コペンハーゲン海戦では、デンマーク海軍を撃破して、その後、子爵に叙せられている。

何と云ってもネルソン提督の野望はナポレオンに勝利することであった。

1805年10月、ネルソンはフランス・スペインの連合海軍をスペインの南岸沖のトラファルガー(Battle of Trafalgar)に於いて壊滅的な打撃を与え、大勝利を収めた。

これによりナポレオンのイギリス侵攻の野望を打ちくじいたことでイギリスにとって大変意義のある大きな戦果であった。

残念にもその時、ネルソンは敵兵の狙撃を受け一命を落とした。

丁度、その100年後の1905年5月27日、日本海軍は対馬沖においてロシア帝国が世界に誇る「バルチック艦隊」を殆ど壊滅状態にして勝利し、連合艦隊司令長官、東郷平八郎の名を不滅のものとした。

ホレーショー・ネルソンの巨大な銅像は、海戦場の名をとったロンドン、“トラファルガー広場”に200年以上も誇らしげに立っている現実は、ほとんど全てのロンドンを訪れる旅行者が目にする光景である。

日本海海戦の日本の勝利は、今もゆるぎない我が国の誇りである。

日露戦争は決して日本の侵略戦争ではなかったことを世界のすべての国が認めているいる。

その時に日本がロシアに負けていたとすれば、アジア全体が、ユーロ・アメリカン(Euro-American)の殖民地となったであろう事は誰の目からも明らかである。

これは歴史の1ページの出来事であり、こんな日本にとって最も記念すべき事柄を文部省教科書から削除する理由があったのだろうか?(戦後65年も経過している現在では?)

日露戦争に関する限り、どの角度から見ても「自衛の戦争」であったことは明らかである。

国家の施政の中で教育は最も大切なものの一つである。何故なら、それは国民に、それぞれのアイデンティティーを知らしめ、自己の存在と価値観を植え付けるものであるからである。

日露戦争後、半世紀も経ずして日本は世界を相手に戦う運命となり、一敗地にまみれたが、その結果、計らずも、少なくともアジアから殖民地国家は姿を消し、全ての国が独立を達成した。

ネルソン提督の銅像はイギリスの名誉の象徴として誇らしげに、ロンドンのトラファルガーに空高く立っている。

筆者は思想的に国粋主義者でも、“右翼”でもない、しかし、どの国も自国の歴史を理由なく捻じ曲げて抹殺することはすべきではない。

これは正に、自虐的教育であり、国民の自尊心を抑制し、向上心を払しょくさせるだけである。

このような教育を敢えてする、心ない為政者にその是正を提唱申し上げ、猛省を求めるものである。

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