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[Indian Giver]

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アメリカの歴史の殆どは先住民との戦いであったと云っても過言ではない。

アメリカの俗語にインディアン・ギヴァー(Indian Giver)と云う表現がある。それは一度与えた品物をとり返す人(one who takes back a gift)のことを意味する。

これは、アメリカ人(白人)が先住民に長い間行った常套手段を、己で認めた表現でもある。

文字を持たない先住民に対して約束した事項を履行せず、結局は身ぐるみはいだ後に、力で征服したことを自認する言葉でもある。

筆者は反米思想家ではないが、我が国も同じように、先住民が受けた仕打ちをアメリカから受けているのではと疑わざるを得ない事実を少なからず見聞している。

先ず、アメリカ合衆国は日本なしでも生存できるが、日本はアメリカの存在と援助(保護)なしでは生き残れない運命を背負っていることを認めざるを得ない。

古い話は別として、最近では、日本の自動車攻勢で彼等の云う“ビッグ・スリー”(GM,フォード、クライスラー社)が苦境に落ち入って、どれもが、破産もしくは破産寸前の状態になった時、日本車製造会社の代表格、トヨタの車種に致命的な欠陥が見つかり、多くのリコールがなされ、又、各地で訴訟が行われて、トヨタは社長までが議会に召喚され、危機存亡の状態になったことがあった。

どの程度の賠償金をトヨタが払わされたかは不明だが、結局のところ、これらの人命事故は“ヤラセ”による策謀に嵌められたと云うのが通説である。

その後、日本車のアメリカでの売り上げは減少の道をたどり、反対に破産寸前の危機にあった、“ビッグ・スリー”は見事に蘇生、利益を出すまでに回復している。

我々がアメリカと付き合うには“恥を恥とは思わない”程「タフ」にならなければ貿易戦争には勝てないと思う。

昨年、未曾有の大震災に遭遇して経済的に多大なダメージを受けた我が国の貨幣価値が、一年後に未曾有の高値をつけるとは常識では、とても「正当」と考えられない。

この状態を放置して置けるほど我が国の経済状態は好調ではない。一部では邦貨がドルに対して高値の間に輸入を増やして、外国資産の買収を計れと喜んでいる輩もいないではない。

少し思い過ぎのそしりを受けるかも知れないが、今の「円高」もアメリカの陰謀(Indian Giver)ではとの疑いを持っている。

昨日(6/4)の新聞報道で、日本自動車工業会の豊田章夫会長は、このままの現象が持続すると日本の製造業の崩壊が始まり,日本はますます苦境に落ち入ると強い危機感を表明し、円高や電力不足の“六重苦”の中、これ以上の国内生産の続行は不可能であることを表明している。

現在の「円高」をアメリカのギフトと考えると後でトンデモナイことになる。しかし、日本から主要産業が出て行くと国内に残るのは「失業問題」である。

環太平洋連提供低(TPP)交渉を目前にして、国内政治でもめている時ではないことを与野党の国会議員は自覚して国政に当たって欲しい。

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