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日本製「歯ブラシ」

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最近、歯の治療の為、歯科医を訪ね、ついでに、その歯科医推奨の歯ブラシと歯間ブラシを求めて、帰って使ってみると、その歯ブラシがしっかりとしていて、安く、しかも、使い勝手が良いのに驚いた。

確か一本100円であったが、これは歯科医の客に対する必要経費では、と思った。

これまでは、恥ずかしながら、毎度、妻が買いだめしておいた材料を用いていたが、これを機会に考えなおすことにした。

海外生活中、気づいたことだが、アメリカでは、親が子供の歯に細心の注意を払って育てる。これはアメリカ人の口癖だが、“我々は歯を大切にする、この点、イギリスより優れている”

確かに歯並びの矯正は子供の間にしておかなければ、成長してからでは手遅れになってしまう、それを行うことは“親の義務”であると云うわけだ。

さて、6月9日(土)、産経新聞、「海外磨く、近畿の歯ブラシ」、輸出量・額、二桁増し、と云う見出しで、大阪が歯ブラシ製造の中心地であると書いている。

昨年の近畿圏(2府4県)の歯ブラシの輸出量と輸出額がともに前年比2ケタ増を記録したと大阪税関が発表した。

大阪府は全国歯ブラシ生産量の6割を作りだしている。この地域の各社は他の産地の生産が伸び悩むなか、輸出に最大の努力を払っていると、この記事が述べている。

その中にあって、「特に中国では日本製の高級品を求める富裕層が増えている」と分析する。

税関の調べでは、近畿圏の23年度の歯ブラシ輸出量は前年比11.8%増の1791万本、輸出額は14.4%増の5億900万円となった。

輸出量は3年連続、輸出額は4年連続で延びているとのこと。

国別の量では1位、韓国の41%、2位は台湾で20%、3位の中国は18.1%、その他不明、とのことだが、輸出額では中国は26.3%の2位、これは台湾の26.8%に略匹敵する。

歯ブラシ一本当たりの価格(単位)を輸出国別でみると、中国の伸びが著しく、平成23年は41.2円と、台湾の38.2円、韓国の16円を上回る。

単価では平成19年度では6.7円だったが、23年度では、その約6倍となっていることが判る。

この現象は中国の富裕層だけの問題ではなく、アジア全体に“高級日本製品”思考が及び始めていると、この記事は書いている。

タイやインドネシアなどアジア諸国でも日本の高付加価値品が受け入れ始め、この現象はこれらの国々の生活レヴェルの上昇に比例して起こっている。

因みに、国産歯ブラシ第一号は明治5年に大阪で生まれたとされている。農業の副業として大阪府八尾、東大阪両市を中心に地場産業として定着したらしい。

高機能歯ブラシや歯間ブラシなどを手掛ける、ジャックス(八尾市)は24年7月期の対中国売上高目標を前期比の3倍強と見込んでいる。

専用の生産機械の普及で、日本のメーカーと中国や韓国のメーカーとの技術的な差は小さくなってきたが、日本製の場合、品質基準が厳しく、不良品が極めて少ないところに日本製品の強みがあると専門業者の弁。

デジタル家電や、白物と云われる電気製品等については日本製はアジアの格安品に押されがちな“日本のモノずくり”だが、「口に入れる歯ブラシだからこそ、メード・イン・ジャパンの信頼性がものを云う業者の主張を評価したい。

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