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家屋の断熱こそ節電

エネルギーの節約に関して家屋の暖房、冷房には極端なまで「節約」を強調するが、実際に日本家屋で断熱(insulation)が云われ出したのは永い昔のことではないように思える。

外部温度によって家屋内部の温度が影響を受けないように工夫することでエネルギーを節約することに我々日本人は西洋人のようには注意を払っていなかった。

夏には庭に打ち水をして「涼味」を楽しむことを“風雅”と称して、家の構造には本気で取り組んでいなかった。

最近では、ようやく富裕層の邸宅に窓を二重にして屋内の温度が外部に漏れない工夫がなされ出したが、これも世界的に云ってマダマダの感がある。

二重構造サッシは未だ高価で、おいそれと庶民の邸宅には使われない。

日本家屋の天井にしても、木目の通った杉材を重ねる構造が“数寄屋造り”の粋と云われてきたが、高温多湿の日本の湿気対策には一理あるが、冷暖房には向いていないことは明らかである。

新聞、テレビでも電力節約に電源を切る事ばかりやかましく叫んでいるが、家屋自体の断熱(インシュレーション)のことにはまるで無頓着な印象を受ける。

これに関して、昨年(2011)10月18日産経に“ウレタン発泡スプレー売上高5倍”の見出しでクラボウ製のウレタン発泡スプレーの効用に注目、泡状の断熱材を隙間なくスプレーすることで、従来の固形の断熱材より費用を30%も節約できると報じている。

欧米での民家の主流は石材やレンガである為、それ自体が断熱の役目を果たしているに対して、我が国のように木造モルタル加工では、断熱に弱く、特にガラス窓の面積が広ければ広い程、内部の保温には不向きである。

従って、外壁や天井の断熱はストーブやクーラーと同じくらい節電に効果があることを政府やマスコミは庶民に注意を喚起するべきだと考える。

クラボウのウレタン原液は大阪府寝屋川工場で造られている。会社側ではこれまで住宅建築を請け負う工務店対象のビジネスと考えていたが、今後は一般家庭向けのパンフレットやホームページ作成の力を入れたいとのこと。

同社環境マテリアル部断熱商品課の山本欣一課長によると、この断熱方で、「15年程で元がとれ、断熱性を保ったままなので補修不要」と説明、時間がたつほど優位になることをアピールしている。

将来、一軒ごとの屋根に太陽光発電と二重窓、それに上記のような断熱手法が普及すれば、エネルギーの節約が進むことになるだろう。

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