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和紙の魅力を世界に伝えよう!

永い世紀にわたって日本が作る世界に比類無きものの中に「和紙」がる。全国各地で出来る手漉き和紙を中心に、約1000点の和紙を収録した「日本の心 2000年紀 和紙総鑑」(全12巻、限定800セット)が世界的に好評を博している。(6月8日毎日)

「2000年紀和紙委員会」(事務局:京都市中京区)が発刊したこの和紙総鑑、関係者は予想以上の反響を受けていることに驚いているとのこと。

出版されて以来、海外の公的機関、ルーブル美術館、ドイツ国立図書館などからも注文が相次いで入っている好評ぶり。

和紙は確かに日本人の感性を伝える世界的芸術品であるとかねがね筆者も思っていた。何故なら和紙は強靭で、しなやか、しかも西洋紙のより酸化しにくく長持ちがすることでも優れている。巻紙にして昔から手紙に使われてもボロボロに分解することなく1000年近くも保存されている古文書類を見ればそのことが良く分かると云うもの。

同委員会は全国の和紙製造業者などが集まって2001年に発足。それは西暦2000年の節目に、世界に誇る和紙文化を集大成し未来残そうと立案、約12年をかけて和紙の大図鑑を完成、それを昨年発刊した。

全国各地で作られる手漉き和紙を中心に、機械すきでも手漉きの品質に迫る特殊紙なども加え、84産地から計1058点の原紙見本(30x20センチ)を収録。

それに、それぞれの製造者や紙と特徴、用途、製法、歴史などを克明に解説。全巻の英訳も掲載している誠に念の入った刊行物である。

税込み価格が35万円と云う高価な製品ながら、これまでに国立国会図書館、国内の大学、製紙メーカーなどに約170セットを販売した。

今年に入って、海外向けの販売も本格化、国立博物館、美術館、図書館など約150施設にパンフレットを送ったところ、ルーブル美のグラフィック・アート印刷部を皮切りに、英国国立図書館やアメリカ議会図書館なども相次いで購入した。

手漉き和紙の製造業者は最近になって次々と少なくなり、現在では全国で250軒程しかない。ご多分にもれず後継者難だが、この様な「見本帳」があれば、技術が一旦途絶えても復元できる可能性がある。

石川満夫実行委員長は「21世紀の日本の生活文化で、新たな姿で和紙が使われるよう願いを込めて編纂した。実際に紙を手にとってもらうことで、新しい紙が作られたり、新たな用途も出てくるのではないか。国内だけでなく海外にも飛躍出来れば」と期待を込める。

問合せ先は同委員会販売事務局:電話:075-221-1070、月曜休みとのこと。

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